見出し画像

令和7年度教員採用試験対策としての「教師の働き方改革」はここを読んでみて

「教師の働き方改革」
このことについては
さまざまな考えを見聞きしますね

ここでは
令和7年度教員採用試験対策として
「教師の働き方改革」は
どういったところを
読みとっていったらよいかな
という話をさせていただこうと思います

教師の働き方改革とは

平成31年4月
働き方改革関連法が成立しました

教育界でも
平成31年1月
中央教育審議会から
「新しい時代の教育に向けた
持続可能な学校指導・運営体制の構築のための
学校における働き方改革に関する総合的な方策について」
出されたことから
「教師の働き方改革」が動き始めました

OECDの調査で
日本の教員の勤務時間の長さが指摘されたこと
文部科学省の調査でも
教員の勤務時間が長いことが明らかとなり
改革に取り組むこととなりました

「教師の働き方改革」
といえば
おそらく
この「勤務時間」に
焦点が当たることが多いような気がします

令和5年中教審からの提言


さて
その「働き方改革」について
令和5年8月28日
中央教育審議会初等中等教育分科会から
「教師を取り巻く環境整備について
緊急的に取り組むべき施策(提言)」
が出されましたので
令和7年度教員採用試験対策では
こちらを確認していきましょう

教員採用試験対策としての視点

「教師を取り巻く環境整備について
緊急的に取り組むべき施策(提言)」
を読んで
私が教採対策の視点として
知っておきたいことと見立てたことは
次の2点です

1.目指すべき方向性
2.取組の具体策

教員採用試験対策としての視点は
「働き方改革」は
・どのような方向性を目指すべきか
・それについてどのような具体策を考えているのか
という2点ということです

目指すべき方向性

今回の提言では
目指すべき方向性について
以下のような文章が示されていますので
読んでみてください

今般の改革の目指すべき方向性は、教師のこれまでの働き方を見直し、長時間勤務の是正を図ることで教師の健康を守ることはもとより、日々の生活の質や教職人生を豊かにするなど教師のウェルビーイングを確保するとともに、自らの人間性や創造性を高め、子供たちに対してより良い教育を行うことができるようにすることにあり、そのことを常に原点としながら改革を進めていく必要がある。 また、高度専門職である教師が、学校教育を取り巻く環境の変化を前向きに受け止め、働き方改革により創出した時間も活用しつつ、教職生涯を通じて新しい知識・技能等を効率的・効果的に学び続け、子供一人一人の学びを最大限に引き出す教師としての役割を果たすとともに、多様な人材の教育界内外からの確保や教師の資質能力の向上により、質の高い教職員集団を実現していくことは、我が国の学校教育の充実にとって極めて重要である。

(「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言)令和5年8月28日中央教育審議会初等中等教育分科会から引用して一部抜粋」

教師のウェルビーイングを確保

「教師を取り巻く
環境整備について緊急的に
取り組むべき施策(提言)」でも
ウェルビーイングについて
記されていますね

教員が健康であること
日々の生活の質や
教職人生が豊かであること
そういったことが
自らの人間性や創造性を高めることにつながり

子供たちに対して
より良い教育を行うことができる

それをベースに改革していくことが大切
ということと読みとることができます

取組の具体策

そのためには
次のような取組の具体策があると
あげられています

1.学校・教師が担う業務の適正化の一層の推進

2.学校における働き方改革の実効性の向上等

3.持続可能な勤務環境整備等の支援の充実

もう少し細かくあげると
このようになります

(「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言)令和5年8月28日中央教育審議会初等中等教育分科会から引用して一部抜粋」


この記事のまとめ

今回は令和7年度採用教採対策としての
「働き方改革」について
読んでおいた方がよいかなと思うところを
あげてみました

今回の提言を読み
「働き方改革」として
長時間勤務の是正を図ることで
教員のウェルビーイングを確保する

それによってつくられた時間で
教員として資質能力も高めてほしいと
いうこともあげられていますね

今は
過渡期だなあ

そんな風に私は感じています

いろいろな考え方があると思います
ですが
教員採用試験対策としては
文部科学省が
「教師の働き方改革」をどのように捉え
どうしていこうとしているのか
ということを知ることが大切ではないかと
思っています




*サポート*とてもうれしいです。  いただいたサポートは過去問等資料用書籍代  として使わせていただきます。