神奈川県の教員採用試験は令和7年度採用で新たな取組み
2月13日、神奈川県は、「神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験について」の記者発表資料をホームページに掲載しました。
今回は、神奈川県の新たな取組みの中の「受験区分小学校の秋期試験新設」についてのお話です。
神奈川県教員採用の新たな取組みのひとつ
今回、新たな取組みがされるのは、令和7年度採用予定の神奈川県内(横浜市、川崎市、相模原市を除く)市町村立の小学校が対象です。
まずは、ここに注意が必要です。
「横浜市」「川崎市」「相模原市」に関しては、それぞれの市が教員採用を実施していますので、新たな取組みについての発表は、現在はされていません。
「神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験」の受験は、例えば、逗子市、鎌倉市、そして寒川町や清川村などにある公立学校教員採用候補者を選考するということです。
この取組みは、神奈川県が令和7年度採用に関して提示した3つの新たな取組みのひとつです。
秋期試験の新設について
秋期試験に関しては、以下のように発表されています。
実施要項は7月中にお知らせとなっていますね。
新設の意図について
神奈川県の新しい取組みは、3つ挙げられていますが、そのうち、『社会人経験者の受験資格要件緩和と「社会人経験者教員免許取得チャレンジ選考」の新設』に関しては、新設の意図が記されています。
秋期試験の新設については、ここでは特に触れられていませんでした。
ですが、文部科学省の「公立学校教員採用選考試験の早期化・複数回実施等について 方向性の提示」に、以下のような内容が記されていたので、抜粋しますね。
質の高い教師を確保することについての個人的な考え
この章は個人的なお話です。
近年、文部科学省からの答申等などに多く出でくる「質の高い教師を確保」ということ。
現在、教員には、いろいろなことが求められていますよね。
ICTの活用は、現在学生の方々は、得意な分野かもしれませんが、ICTの活用も、ICTを活用すること自体が目的ではないので、そのあたりの捉え方も難しいのかなと思ったりします。
保護者対応も、子どもを取り巻くさまざまな環境の変化も、自分が児童生徒であった頃とは、違うことが多いと思います。
自分が小学生の頃、「えらいね」ポンポンと肩を優しくたたいてもらい、それがうれしかったとしても、今はそういった身体接触はよくありません。
そういったことも含め、さまざまな理由で、教員に対するイメージが変わり、それが受験者数の減少に反映されてしまうこともあるのかもしれません。
自分の頃と、いろいろ変わったことがあるかもしれませんが、自分の学校生活の中で、楽しかったこともあったとしたら、そういった時間を共有できるのが先生としての魅力のひとつかもしれません。
私は、どちらかというと、小学校時代の楽しいイメージは覚えていません。運動会が嫌だったとか、忘れ物をして困ったとかそんなことばかりを思い出します。
ですので、運動会が楽しみだねなんて言わない!とか、忘れ物をしたときはこうしよう!とか、自分が嫌だと思う状況が多すぎて、できるだけそういう思いをしないように・・なんてことをよく考えていたものです。
先生の仕事には、それぞれが感じる「よさ」があるものです、きっと。
この記事のまとめ
今回は、神奈川県の新たな取組みとして、小学校の秋期試験を実施することについてチェックしてみました。
あわせて、私の想いも付け加えてしまいましたが、同じような想いの方ばかりとは限りません。不快に思った方がいらしたら、ごめんなさい。
教員として、いくつかの小学校で担任をし、特別支援にもかかわらせていただきました。そして、先生を目指す学生の方々とも今、関わることができるようになりました。
振り返ってみると、なんていうかな・・、伸びゆくエネルギーというのかな、そういったパワーと共に過ごせるって、すごく幸せなんだなあ・・と思ったりするんですね。小学校の先生時代も、今も。
ですので、やっぱり。
先生になりたい方々が、先生になれますようにと願って応援したいし、今の立場もまた、有り難いことだと思っています。
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