イヤじゃないから大丈夫といっているけれど(適応機制4反動形成)
イヤなんだけど、本当はすごくイヤなんだけど、本心が言えなくてイヤではないふりをした。
そんな経験はありませんか?
今回は、この感情「反動形成」のお話です。
いつも自分を守ろうとしている
毎日、笑顔で過ごしていたい。
これは、誰もがきっとそう願っていること。
人は、自分を守るために、さまざまな反応をして、その場に適応しようとしています。
それが教育心理学でいうところの「適応機制」、別の言い方でいうなら、自分を守る、つまり防衛なので、「防衛機制」といわれるものです。
どちらの言い方も、自分を守る(防衛)ために適応する反応です。
反動形成とは
この適応(防衛)規制のひとつに「反動形成」というものがあり、それは、タイトルのような反応、「イヤなのに大丈夫」嫌なのに嫌ではない、と言ってしまう反応です。
メリットもあるしデメリットもある
反動形成に限ることではありませんが、自分を守るための反応には、メリットもあり、そしてデメリットもあります。
反動形成では、たとえば、仲間外れになりたくないから、雰囲気を壊したくないからと、我慢することで、そのときはストレスを感じにくくメリットとなりますが、長期に渡ると、疲れ切ってしまいデメリットになってしまいます。
この記事のまとめ
反動形成は、無意識にしてしまう自分を守るための反応のひとつです。
教室でふざけあっているこどもたち。
どの子も笑顔であっても、よくみるとイヤそうな子がいるかもしれません。
その子は、自分を守っていて笑っているのだとしたら、辛いですね。
気づける人でありたいなと思います。
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