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記野式:サクッと!ゲーム業界講座 8月前半号

こんにちは。東北で豪雨で被害にあわれている方、そのご家族にお見舞いを申し上げます。

しかし…毎日あっついですね。灼熱の日本の夏、もはや日本は亜熱帯気候かもしれません。

さて、今回はまえがきで久々にSVOD、つまりNetflixやDisney+などの定額制動画配信サービスのトレンドについてアップデートしたいと考えています。

その後、恒例のイギリスソフトウェアランキング、Xbox関連情報、その他プラットフォーマーの決算関係のニュースなど盛りだくさんです。最後までお付き合いくださいませ。

本記事での為替レートは1ドル=135円で計算しています。

<記野式まえがき:Subscription video on demand(SVOD:定額制動画配信サービス)のトレンド>

Grand View Researchによると、2021年の全世界のSVOD市場規模は591億4,000万ドル(約7兆9,839億円)にのぼり、2022年には705億9,000万ドル(約9兆5,297億円)、年間成長率で約20%アップと予想されています。

この流れは今後も続き、2030年には3,305億1,000万ドル(約44兆6,189億円)に達するとのこと、巨大産業がさらに大きくなるとの予測です。
リサーチ会社Statistaによると世界のSVOD加入者は6億1,200万人。第1位のNetflixだけで、全世界の加入者は2億2,100万人を超えています(2022年6月末現在)。ただし、2027年までにはNetflixに代わりDisney+が首位になるだろうとも予想しています。

Exploding Topicsによると、今年2022年から2025年にかけてのSVODのコンテンツに11のトレンドが見られると伝えています。興味深いので軽くお伝えしておきますね。

1.2022年~2025年のSVODコンテンツのトレンド予測

(1)ノスタルジー(懐古)の訴求

80年代、90年代のリバイバルが好評を得ています。『Karate Kid(日本名:ベスト・キッド)』のリバイバル『Cobra Kai(コブラ会)』はもともとYouTubeで配信を開始しましたが、2020年からNetflixで4シーズンまで独占配信されています。

また、Netflixは2020年に『The Baby-Sitters Club』をリリースしました。80年~90年代に人気だった小説が原作で、コネティカット州ストーニーブルックという架空の町に住む子供たちの日常を描いています。

また、Netflixの大ヒット作『Stranger Things(ストレンジャー・シングス 未知の世界)』は80年代を舞台にしており、その時代のポップカルチャーを頻繁に使っています。

(2)IPの二次使用

優れたオリジナル作品であっても、ファンベースを構築するのに時間がかかりすぎるという理由で打ち切られてしまうものもあります。そんな中、既存のIPを利用することでこの時間を短縮することができるのです。

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