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経済編: ➀為替の概要

皆さんこんばんわ。
お久しぶりです!大変長らくお休みさせてもらってました。今日からまた為になる教養を毎日発信していきますのでどうぞ宜しくお願いします!

さあ今日から''為替''のお話に移ります。

皆さんは為替についてどう思っていますか?

自分には関係ないと今まで思っていた人もいると思いますが、身近な例に例えるとガソリン・食糧など物価からお金の運用、経済ニュースの理解に必須な知識なのです。

為替と聞いて'難しい'とイメージを持つ人もいますが、身近な例に例えて考えると簡単なものです。理解を深めていきましょう!


為替のおかげで決済ができる

為替は簡単に言うと現金を運ぶことなく金融機関が仲介することによって現金の支払いや受け取りをすることを言います。

例えば今流行ってるメルカリなどフリマアプリで購入する際に振り込むお金や、公共料金など支払いの引き落としは為替の役割です。銀行を仲介して双方の取引が完結します。

為替があるから現金をわざわざ持ち運ばず、手間をかけないで決済ができるわけです。


外国為替とは?

最近は為替と聞けば外国為替を思い浮かべるでしょう。

外国為替は簡単に述べると、
前項で説明した為替の取引に外貨を組み込んだだけのものです。

例えば日本企業が海外の企業と1億円の輸入取引をすることにしましょう。

日本企業は日本円で1億円を銀行に預け入れます。銀行はそれを相手方の銀行へその国の通貨に変えて支払いをし仲介をしていると言うことです。


米ドルと円の交換比率が重要視されている

日本はアメリカに向けて最大の輸出をしています。貿易取引の決済通貨の中心はドルですからレートが重要視されているのです。

日本はドル取引において国内から自動車や電気機器を輸出しています。(代金の訳50%をドルで受け取る) 反対に原油や小麦などを輸入しています。(代金の70%近くがドルで支払われる)

日本に限らず、世界各国特にアジア諸国の貿易取引でもドルを用いるのが主流です。そのためドルと円のレートが最も注目されているのです。


円高・円安とは?

テレビなどで流れる経済ニュースを見ていると円高や円安の言葉をよく聞きます。

簡単な例を出して考えてみましょう!

例えば1ドル100円の時、1ドルで輸入したフルーツを買うときには100円を払います。

もしレートが1ドル90円になったらそれが90円で買えてお得ですよね!皆さんはここで安く買えるから円安でしょ?と勘違いしがちです。

1ドルが100円から90円になることは
円の価値が上昇=円高になったと言うことです。
シンプルに考えると、
海外から輸入したものが安く買える時期というのは円高な証拠なのです。

逆に1ドルが120円になると、そのフルーツは120円払わないと買えませんよね?

これが円安です。日本円の価値が下がっているため輸入品に多くお金を払わないといけなくなるのです。

ドルと円の簡単な円高円安の見分け方として

1ドル120円→1ドル110円=円高
1ドル110円→1ドル120円=円安

円を基準に考えると簡単です。

円の価値上昇→ドルの価値下降=円高ドル安
円の価値下降→ドルの価値上昇=円安ドル高

ある時点のレートから比べて円の価値が高くなったか安くなったかを示す内容なのです。


円高や円安の動きによる得や損

円高になると、海外旅行に行きやすくなります。
例えば3000ドルの予算でアメリカに旅行にいきます。
レートが1ドル100円ならば30万円分換金しますが、1ドル80円の円高時では円の価値がアメリカドルより高い為、24万円だけ換金すれば良いのです。

20円の差はこのように6万円の差を生み出します。そうなればその浮いた6万円で美味しいものを食べたりお買い物ができるでしょう。

海外に旅行に行く人たちはこの円高のチャンスに行く人が多いです。

円高になると輸入品が主に物価が下落します。
イメージで考えると、スーパーで売られている輸入した食材がいつもより安く買えるのです。スーパーは円高を機会に多く仕入れをしてセールとして安く売り出します。

企業としては輸入型企業は円高になると輸入品を安く仕入れることができるようになる為、売り出す価格競争が激しくなり、売り上げ拡大が期待できるようになり企業の業績を伸ばすことができます。

しかし円高は輸出型企業の業績を悪くしてしまいます。主に自動車を輸出している日本ですが、1ドル100円から1ドル80円になった円高相場では
500万ドル分輸出するとして
(1ドル100円時)100円×500万ドル=5億円
(1ドル80円時)80円×500万ドル=4億円

このように1ドル100円時と比べて1億円の損失が出てしまうのです。

海外旅行客によるインバウンド収入に頼る日本は円安の方が都合が良いと考える見方もあります。

円安になると海外旅行者は安く日本を旅行できる為、増えてきます。
円高になった時に皆さんが海外旅行に行きたくなることと同じです。

旅行客が増えることでホテルや観光地、お土産、アクティビティなど様々なところでお金を使ってくれる為、観光客に頼る企業にとっては大きな利益を生み出します。

円高や円安はこのように様々な得や損をする人々が増えてきます。




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