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あなたの知らない足つぼの世界

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今、足つぼのやり方はどこにでも落ちています。ところが「本当にこれであってるのか?」という声がとても多いので、参考になる記事をまとめています。
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#足つぼマニアの研究室

Vol.22 食後一時間、体内でこんなことが起きているから「足つぼNG」

足ツボ施術について、 食後一時間は足を揉むことはしないでくださいとお伝えしています。 簡単にいうと、 食後は消化するために「胃」に血液が集まっている状態です。 その状態のタイミングで足を揉むことで、 「消化」に回している血液循環が減ってしまい、胃で消化不良を起こしてしまうことがあります。 ほとんどの方は大きくは問題ありませんが、 胃が本当に弱いタイプの方は「嘔吐」に繋がりますので注意が必要です。 食後マッサージに行って、吐いた経験がある方はまさにこれの典型です。 食

Vol.21 細棒と太棒の使い分け

当店の技術で利用する「棒」 先端が細いものと、太いものが存在しています。 面積の広い狭いで使い分ける揉みたい反射区の面積。 狭い場所、広い場所があります。 例えば足の裏、広い場所を揉む時には 先端が太い方が適しています。 例えば足の指のような面積が小さいところには 先端が細い方が適しています。 塗り絵をするとき、 細かいところはペン先をピンピンなもので塗り、 少し面積が広い箇所を塗るときは、 ペン先を丸くしたりした経験が皆さんにもあるかと。 それと同じ感覚。 足ツボ

Vol.20 どの時間帯に足を揉むのがいいですか?

この質問に対し、 回答にも2種類あるなと感じたのでこの記事を読んでみてください。 通常この質問を受けたとき、 「気持ち的にゆったりとしたタイミングがいいですよ。」 と、お答えしています。 つまり、お昼間にお仕事をされている方は、 夜寝る前とか、お風呂に入った後とか、 時間に追われるストレスの少ない時間帯がオススメという意味です。 これは、どちらかというと ご本人の「ストレス」になりにくいという視点からの提案。 もう一つの考え方があって、 「よりどこかの臓器器官に効果的

「なぜ、この部位に圧がちゃんと加えられないのか?」

私は元々自分が「足つぼ」という手技がとても好きで、 色々たくさんの種類の「足つぼ」や「フットマッサージ」「リフレクソロジ―」と称される技術をしらみつぶしに受けてきた経験。 これが、今の足ツボサロン 「京のつぼ by 足つぼマニアの研究室」の運営に繋がっています。 この時強く感じたのは 「なぜ、この部位に圧がちゃんと加えられないのか?」 ここに集約されていたと今改めて感じていて、 私の研究の旅がスタートしました。 力が足りないのか?一番最初に思うのが、 力が足りないの

Vol18 ふくらはぎにも反射区ってあるの?

足裏に反射区があることはなんとなく知ってはいても、 当店では「ふくらはぎ」をとても大切にしていることからよくこんな質問も頂きます。 答えは、YESでありNO. さて、その話を今日はしていきたいと思います。 専門的な話になりますが「足つぼ」と言いながら、 「反射区」と「つぼ」というものは厳密にいうと違っていて、 「反射区」というのは雑にいうと「だいたいこのゾーン」 「つぼ」は専門用語でいうと「経穴」といい、鍼灸で使う概念になります。 足つぼマッサージと世間一般にいうものは

Vol.17 良い「Before After画像」の撮影の仕方

Before/After画像の作り方について紹介していきます。 Before/Afterを掲載する理由まずそもそも、前後比較をする必要があるのか?を考えてみましょう。 足ツボに特化して紹介していきますが、これは何にでも当てはまること。 ・むくみの解消 ・角度の変化 ・色の変化 etc… 施術を施したり、何か商品を試した結果、 ポジティブな結果が出ていることの証明をするために Before/Afterの比較画像、データの作成をします。 結果として、変化率ゼロに近い「比較

Vol.16 どれくらいの圧で押せば「正解」なのか?これがわからない本当の理由

以前、どれくらいの圧で押せば「正解」なのか? 指標的な私の考えをVol.12にまとめていますので、先に読んでいただくと より理解が深まります。 人の足に足つぼを施すタイミングが来た時、 この質問が急に増えてきます。 (多分、セルフの時は単に緩めてるんざましょねw) (そして足裏にタコができるこのオチ) そりゃそうでしょう。(笑) 「痛い、止めて」とか言われるんでしょうね。 原理原則は、 先の記事に書いていますが、 この「痛いやめて」といわれたとき、 まだ自分の技術に

Vol.15 「セルフケア」で皮膚が角質化してしまうのですが、続けていいのでしょうか?

我流でセルフケアをしている初心者によくあることの一つ。 皮膚が角質化してしまった・・・。 折角足裏の状態を良くしようと揉んでいるのに、 角質化なんて、もってのほかですよね。 はいはいはい! これは揉み方に問題があるんです!足裏を揉む際に、 棒を使って揉む時の鉄則は 「滑りをよくするためにクリームをつける」 「しっかりと反射区に圧をかける」 この二つ、しっかりと守れていますか? 些細なことと思うかもしれませんが、 全ての行程に意味があるのです。 一つ一つを漏らさず、

Vol.14 左右差に着目しよう

「左右差はない方がいい」 と思われている方が多いと思います。 残念ながら、 左右差はあって当たり前です。 そもそも カラダの臓器を確認しても、 右にある臓器、左にある臓器 それぞれ異なり、 左右対称に同じ臓器が、同じようにあるわけではありません。 肝臓は右側寄りに存在し、 臓器の中で最も重量があると知っていれば、 単純に考えると右に重心が乗ってしまう確率が多いといえるのではないか? 大腸だけを見ても、 右側は大腸の初期部、左側は最終コーナー部が存在するため 便の形状

Vol.12 どれくらいの圧で押せば「正解」なのか?

セラピスト初心者さんのお悩みの一つ。 どれくらいの圧で押せばいいのかわからない。 思いっきり押したら「痛いだろうし・・・」 でも、なぞるだけでは「スッキリ感が少ないだろうし・・・」 初心者・入門編の方が必ず通る道です。 「痛すぎたらどうしよう?」 「どれくらいの圧を掛けたら、どれだけの痛みがでるの?」 足ツボで、痛みが発生するメカニズムとして この掛け合わせが基本的に存在しています。 施術者側が足裏にかける「圧の強さ」 そして 「お客様の足の状態」 これの掛

Vol.7 足つぼ効果は速攻?

結果が出るまでにどれくらいの時間を要するか? 皆、初めて「すぐ」の結果を得たいのはヤマヤマ。 ですが、残念ながら「すぐ」得られるものもあれば、 少し時間が必要なこともあります。 基本的には年齢÷10=●か月30代なら、3か月 40代なら、4か月 50代なら、5か月 といわれています。 多くの人がこの凪の時期を乗り越えるのが難しく、 継続することができないということが多いのですが、 毎日とりあえず続けてみましょう。(苦笑) それしかありません・・・ 習慣化する 行動心理

Vol.8 パーツ分け

足つぼは『足裏』 そんなイメージはありませんか? 実際には、 足裏だけではなく、 甲側、親指側側面、小指側側面、 そしてスネ、ふくらはぎにも 「反射区」 として指示されるパーツがあります。 今日は、 どこにでもある「足裏」は最後に その他あまり知られていない世界をご紹介します! 【親指側側面】 親指側の側面は、背骨ラインの反射区。 頸椎・胸椎・腰椎・仙骨 (尾骨はかかとになります) 【小指側側面】 小指側の側面は、体側・関節反射区が存在します。 肩関節・腕・ひじ

Vol.9 ゾーンセラピー

なんせ、足つぼの反射区は60か所以上あるので 全部覚えられません💦 という声を最初の頃はよく耳にします。 セルフケアをするだけなら、 別に覚える必要はないと思っていますが、 覚えるコツだったりは多少なりともありますので 私なりの覚え方をご紹介します。 まず、足つぼのような反射療法は 「ゾーンセラピー」の考え方を取り入れます。 縦のゾーン全身を縦に割った時、 例えば耳の不調がある場合は、 5番のラインで調整するとよいという考え方。 臓器や器官の「反射ゾーン」を指でくまな

Vol.10 足の骨ってどうなっているの?

外反母趾、偏平足、浮指、開帳足など 足の不調や外科的不調に悩まされている方はとても多く、 足つぼセラピスト(セルフも含む)たちも骨格の成り立ちや ただ足を揉むということだけではなく、 そもそもの根本原因だったり、現状の足の状態を知っておく方が 足に向き合う上でとても有利だし、有効的だと思っています。 反射区がどうのこうのという前に、 足の形そのものが歪んでいると、当然疲れやすかったり、傷めやすかったりするのは理屈では理解ができると思うんですね。 足の骨って、 カラダの1/