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「なぜ、この部位に圧がちゃんと加えられないのか?」

私は元々自分が「足つぼ」という手技がとても好きで、
色々たくさんの種類の「足つぼ」や「フットマッサージ」「リフレクソロジ―」と称される技術をしらみつぶしに受けてきた経験。

これが、今の足ツボサロン
「京のつぼ by 足つぼマニアの研究室」の運営に繋がっています。

この時強く感じたのは

「なぜ、この部位に圧がちゃんと加えられないのか?」

ここに集約されていたと今改めて感じていて、
私の研究の旅がスタートしました。

力が足りないのか?

一番最初に思うのが、
力が足りないのか?もっと強く押してもらうと問題は解決するのか?

施術者が力任せに足裏をグイグイ押すのはナンセンス。
ある程度「痛い」とされる足つぼ屋を運営している事業者からすると本末転倒か?
でもテレビで騒いでいるあれは「大げさ」です。

施術者も力任せに施術を施すと間違いなくカラダにエラーが発生します。


指で施す技術 - 関節を使う or 指の腹を使う
道具を使う技術  -棒 or カッサ or ストーン等

当然道具を使う方が、強さレベルは上がります。
但しその道具にも得て不得手があり、「足ツボ」という面に対して、そして点に対して圧をかけて流す技術に必要な道具は限られています。


反射区による「痛」感覚の差

また闇雲に力を入れるからいいというものでもなく、
強く押してよくないエリア(痛みを感じやすいエリア)

そして

また力が強いからと言って問題が解決されるわけでもないのが
部位によって足裏の深い層にアプローチをする必要がある反射区と、
表層を触るだけでも十分アプローチが足りてしまう(むしろ痛くて我慢できないゾーンがある)ゾーンが存在し、それをきちんと理解した上で道具を使いこなす必要があります。

・痛い!
・気持ちいい~!たまに痛い
・あんまり何にも感じない

感覚はその時の体調や、疲れ具合によってまちまちで、
体調が悪い日や前日あまり寝ていないなど疲れている日には痛みを感じやすいという特徴もありました。
一方で、同じ足裏でも圧から得られる感覚がバラエティーに富んでいます。


形がもたらす、カラダの不調

足の形は本当に不思議な形をしています。
山あり谷あり。

人間の二足歩行を維持するための特殊な形ではあるものの、
顔と同様に個性のかたまりであり、
・外反母趾
・内反小趾
・浮指
・ハンマートゥ
・偏平足
・凸足
など、このようなトラブルのない足を保持している方の方が少ないのではないか?というくらい形一つとっても様々な形が存在しています。

・足長(足の長さ)
・足幅(単純に幅)
・足囲(胴回りのようなもの)

という靴を選ぶ時にとても必要な項目は、
上述したトラブルによって大きく影響してきます。

そして、足のトラブルそのものは
歩行や立位時にカラダの上体へありとあらゆるストレスになっているという理解をしています。

自分の足裏の形についてこの仕事をするまで深く考えることはありませんでしたが、自分の足が「標準的」としてみていたので、他人の足を見れば見るほど驚きばかりだったことを昨日のことのように思い出します。


反射区の謎

なぜ、足裏のある部位が、全く関係ないカラダの「臓器」「器官」に影響すると言い切れるのか?これが本当に不思議でした。

実際に10代の頃初めて「足つぼマッサージ」という存在があり、
足裏の痛い箇所で悪いところがわかると知った時、
「やってみたい~!!!!!」と思ったのは私だけではないと思います。

また自覚症状がないにもかかわらず、
ある臓器に反応が出ているので「多分調子よくないですね」といわれたところが実際に後日血液検査でエラーが出てしまうというマジックか?と思うような不思議な体験を通して、私が足つぼ面白い!!!と思うまでにそう時間はかかりませんでした。


そんなところから私のマニア活動はスタート

不思議でしたね。
どこに行けば、この私の素朴な疑問に答えてくれるお店があるのか?
全国津々浦々、海外も行っていろんな施術を受けて、そして世界一痛いとされる棒を使った「足つぼ」技術を習得しに行きました。
でもそれでもお客さんとして足つぼ技術を受けて受けて受けて感じた疑問は解消されることもなく、そんなとこから自分で研究しようと決意した成り立ちです。


私の足つぼ研究とは

足つぼの技術は「平面」の世界で成り立っています。
それが反射区。

ただトラブルは「立体」で起きていて、3Dで見据えて施術を施してはじめて私自身が満足する技術となると確信することとなる。

カラダの使い方ひとつで、
足裏の形が変わっていくため、反射区は一般的なものが万人に適応されるわけでもなく、個別対応が当然必要となる。
一方で足裏には
・脂肪層がある部位、ない部位
・骨格的に高低差がある
・神経と血管の位置で痛みの感じ方も異なる

そんなところに辺りをつけて、
ここ最近は「足つぼ」というものに向き合っています。




たになかちよ/足の記録帳 足つぼマニア、あしの研究家、足つぼ二スト、バイヤー 足の不調がきっかけで、コンプレックスの解消と美脚研究に余念がない。趣味は海外旅行とコーヒー。