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自分が仕事でアジャイルに関するプレゼンやワークショップをするときに気をつけていること

仕事中に他の人がつくってくれたスライドをみてみんなで議論していた時に、自分がどんな方針でプレゼン資料をつくったり、話しているのかが言語化できたのであらためてまとめておきます。


手法やプラクティスの説明はできるだけ引用をする

アジャイルというテーマに限らず、専門的な知識や手法についてプレゼンテーションを行う際には、その源泉となる理論や基礎知識を引用するようにしています。これにはいくつかの理由があります。

  1. 専門知識の信憑性を確保する
    アジャイル開発の理論やプラクティスは、多くの研究や実践を通じて洗練されてきたものであり、それらの信頼性や妥当性の根拠は自然科学のようなものとは違うのでなおさら重要となります。そのため元となる資料や文献を正確に引用することが不可欠です。この一点において、私のプレゼンテーションではできるだけ多くの人が実践してきた書籍、ビジネスの結果、調査結果、論文、定義となるような書籍を引用するようにしています。引用がなければ、ただの主観や思い込みにすぎないなと。

  2. 共通の理解を作る
    一方で、専門的な手法やプラクティスを説明する際に引用を行うことは、聴衆と自分との間で共通の理解を作り上げる手段でもあります。特に、アジャイルのような広範で深いテーマにおいては、その理解には個々の解釈が大きく影響します。引用を通じて、その元となる考え方や定義を共有することで、話す側と聴く側の間で理解のズレを減らすことも狙っています。

  3. 再確認の機会を提供する
    さらに、引用を用いることは、自分自身にとっても再確認の機会となります。私がアジャイルの理論を説明する際には、そのたびに元の資料を引っ張り出し、再度読み返すことで、その理論の深い理解を保つことができます。そして、それが新たな視点や理解を得るきっかけとなることもあります。

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