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貯金残高でなく信貯残高を上げろ! #79

現在35歳、こどもが5人。一般的には貯金残高が少ないと人は不安になる。10年間信用金庫で営業していたからよくわかる。人は何歳になっても貯金をしたがる。法人であれば預金残高が多ければ多いに越したことはない。個人は早かれ遅かれいつかは死ぬ。後世に残したいとしても生きている自分がまず幸せを感じられるように使うべきだなとはどこかで思っていた。

さて、今回のテーマである「信貯残高」のことであるがおわかりだろうか?

信用
貯金
残高
のことである。預金残高は数字で可視化できるが、信用貯金は可視化ができない。この可視化できない信用貯金が人生において大事なことなのではないかと思う。

この信用貯金はどうやったら貯まっていくのだろうか?
・成績が良ければ会社内の信用貯金が増える?
・飲み会に毎回顔を出していたら信用貯金は増える?
・相手のいいなりになったら信用貯金は増える?
どれも適当ではない。人間対人間のことなので明確な指標はない。

間違いなく信用貯金を増やすためには「与える」ことが必須だ。
人間は何かを与えてもらったらお返しをしたくなる、返報性の法則を持っている。まず先に自分から与える。(もちろんできる限りの範囲内で)

例えば、専門家に相談するときで考えてみよう。
①専門家に相談するのだから60分で〇〇〇〇円になります。
②相談は無料で30分間行います。ただし一般的な相談だけですよ。
③相談は無料で構いませんよ。できる限りお答えしますので何でも聞いてくださいね。
①②③の方はそれぞれビジネスとしては間違いではありません。
「与える」視点で見ていくと、何番の専門家に対して信用・信頼ができそうか?
①は最初から費用を取るのでよっぽど急ぎでない場合は一番最初に選択はされない。②はありがたいけれども結局大事なことは有料ということを指している。③は質問者に対して安心感を与えられる。反対に教えすぎて有料まで行きつかないリスクもある。自分の目線と顧客の目線に立った場合に求めていることはだいたい相違している。
自分の師匠の考え方は③である。結局ビジネスは人と人だから、心理的に安心できる人にお願いする。当然、無料相談なんだから相応の数面談することが可能で、感謝される数が多いほど将来的な見込み客は増える。
あくまで信用貯金の観点から考えているのでご容赦を。

最後に、今自分の信用貯金ってどのくらい貯まっているのだろうか??
信用貯金を明確に可視化できる通帳などはない。
だからこそ毎日コツコツ積み重ねていく他ないように思う。
損得勘定で人付き合いをしていたら貯まらないし、目先のご機嫌取りをしても貯まらない。(ずっと続けざる得なくなる(笑))方法に正解はないけれども、普段から考えて生きていけば自ずと試行錯誤していくはずだ。
全ての人から信用されることは現実ではない。きちんと自分の目で見極めよう。

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