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愛とロックがあればいい

久しぶりに手紙を書いた。美しい便箋と封筒を買ってきて、書き損じがあれば、便箋を新しいものにして、書き方が不安な漢字や送り仮名を調べながら、丁寧に気持ちを込めて書く。文章というのは素晴らしい。書き言葉は、このnoteもそうであるが、いくらでも書き直しが出来るため、表現を推敲することができる。自分が紡いだ美しい表現を見ると、まるで自分の心まで美しいと錯覚することができる。

最近、少し気になっている子がいる。まだ数回話しただけだが、私の心の片隅にしっかりと陣取っている。恋は理性を超えた感情の発露だが、まだ理性の方がギリギリ勝ってしまっているから、彼女のことを考えて他の事が手に付かないという事態には陥っていない。口下手な私は、恋文を書いてデートの別れ際にでもサッと渡そうと思う。真正直に告白なんて出来ないし、酔った勢いで告白するのも不誠実な気がするから、自分にとっては最も良い告白の仕方だと思う。一つ難点があるとすれば、告白した後に2人で抱き合うことが出来ないことか。まぁ彼女が私のことを好いてくれるなら、そんなことは些細なことだ。

振られたとしても彼女を愛し続けることにはきっと変わりがないし、俺の心の中にある愛とロックンロールの響きは永遠に消し去ることは出来ないんだ。

hello my friend
君と僕は一生の友達さ
さようなら
美しき傷だらけの青春に

銀杏BOYZ「エンジェルベイビー」より。
ラジオから流れるロックはたくさんの一人ぼっちの夜たちを救ってくれる。愛とロックがあるこの世界に生まれて良かった。

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