見出し画像

プレゼン上手になるために試してみたい3つのこと

私はプレゼンが苦手だ。
特に、大勢の人の前で話すことがとにかく苦手だ。

人前で話すことが苦手だ、嫌だ、と思った一番古い記憶は中学生の頃。

作文やら読書感想文やら創作小説やら、とにかく文章を書くのが好きな子供だったためか、当時、うっかり弁論大会の学校代表に選ばれてしまった。
しかし、人前に出で話すことは恐怖でしかなく、心の底から嫌だ嫌だと願い続けたからなのか、大会当日に体調を崩し学校を休んだ思い出がある。

社会人となった今、さすがに体調を崩したりはしないけれど、プレゼンやらファシリテーションやら、人前で話すことに対する苦手意識は、まったく払拭できていないままでいる。

今回、その苦手意識を少しでも前向きに変換できそうな3つの気付きがあったので、あとから自分でも振り返れるようnoteに書いてみようと思う。  

1. 苦手意識の根っこを認識する

自分の現状を把握することは、何をするにも重要だと思う。
なぜ苦手だと感じているのか、その理由をまずは自己分析してみた。

私の場合はズバリ、自分の話し方に自信がないから
あがってしまうということもあるけれど、苦手だと思うのは上手な人の話し方を知っているから。

つまり、自分と上手な人を(無意識であっても)比較して、それに劣る自分を恥じているから、プレゼンが苦手だ・嫌いだ、と感じているのだと思う。

人前でやるからには、失敗したくない。資料の内容を印象に残したい。
そんな欲があればあるほど、上手くできなかったときに自分に落胆し、恥ずかしくなる負のループに陥りがちだったりする。

そして、自分ではどこをどう直すべきかがわかっていないことも、苦手意識を払拭できない原因のひとつになっているのではないかと思う。

なかなか手強い根っこだぜ…。

  

2. プレゼン上手な人の思考に触れる

私の前職のCEOは、とてもプレゼンが上手な人だった。

話す言葉は淀みなく、自信たっぷりに、時に笑いも取る。
ときには早口になったとしても、ひとつひとつの言葉は明瞭で、抑揚も大きく、聴いていて飽きない。むしろ目が離せなくなり、ぐんぐん話に引き込まれていく。(あの熱のこもったプレゼン、ぜひ見ていただきたい…!)

プロジェクターに投影されたスライドやら、資料のノート欄を見ながら話す私からすると、その堂々たる姿にはどえらい衝撃と畏敬の念を抱いた。

プレゼン上手なCEOに「どうしてそんなに人を惹きつけるプレゼンができるのですか?」と質問してみたところ、

スライドは見ない。見ないでも話せるよう練習する。
聴いている人の方を向いて話すことで、相手も緊張感を持ってプレゼンを聴いてくれるから。

そして、プレゼンでは大抵の人が話したことのほとんどを忘れるもの。
だからこそ、プレゼン中では一番重要なキーワードを何度も重複して登場させる。そのキーワードを持ち帰ってもらうことを強く意識してプレゼンをしている。

とおっしゃっていた。

確かに、CEOのプレゼン内容の子細なことは忘れても、特に熱のこもった話し方をしていたキーワードだけは忘れないでいた。な、なるほど…!

ひとつのプレゼンテクニックと言ってしまえばそうなのかもしれないけれど、いつかこんなに堂々と話せるようになりたいと思い、今もこのCEOの言葉は深く記憶に残っている。

プレゼン上手な人が行なっている努力や姿勢に触れると、自分に足りないものの輪郭が少しずつでも見えてくる気がする。
そして、プレゼンに向き合う自分の心持ちをアップデートしたい。

  

3. 自分の話す言葉の癖を知る

先日、フリーアナウンサーの田中みな実さんがテレビに出ていたときに話していた内容が印象的だった。

田中さんは、ラジオ番組に出演したあとは、自分の話した言葉を一言一句、全て文字起こししていたという。

田中みな実さんといえば、そのキャラクターや美容へのストイックさが注目されがち。
しかし、話すことを仕事としているからこそ、もっとよりよく「話す」ための振り返りを怠らない努力を重ねていることを知り、そのプロ意識の高さと普段とのギャップに驚き、感心した。

この振り返りは、プレゼンのトークスキルを上げるためにも、非常に有効なのではないかと思う。

プレゼン時、緊張するとつい「えー」とか「えーっと」など、無意識のうちに余計な言葉を言ってしまっていることがある。
この、つい口をついて出てしまう余計な言葉も、全て文字起こししてみる

すると、自分では気付いていなかった無駄な言葉や、話し方のクセにも気付けるのだ。

これは、個人的には動画で振り返るよりも非常に効果的だと思っている。
耳から入る言葉にプラスして、指で文字を打つ運動動作、そして目から飛び込んでくる視覚的情報と、同時多発的な複数のインプットによって、改善すべきポイントが強烈に脳に刻み込まれるのではないかと思う。

 

経験を積んでレベルアップを目指す!

あとはもう、ひたすらプレゼンの練習と実践を繰り返して、経験値を上げていくしかないのかなと思う。

レベルアップした先には、きっとプレゼンへの苦手意識がちょびっとでも薄らいでいる自分がいると信じて…!

(当面の目標は社内勉強会開催と、社外イベント登壇…! いつか…!)

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?