夫は唯一の「選べる」家族である
15秒で分かる今日のポイント
●子供に「いい結婚」「いいパートナーシップ」を築いてほしいなら、自分が自分の課題にまず向き合うことから
●結婚はマッチング。ベストな相手を選ぶには、「外(=世間)」ではなく「内(=自分)」の価値観と向き合うこと
●自分の価値観をモノサシにしたら、ずっと応援し続けることができる人を選ぶことができる
■「夫好き」が支持されない理由
私は夫がものすごく好きです。
それは夫がおそらく想像もしていないレベルなんじゃないかと思います。
夫は別にそのスペックだけ取り上げてみれば、至ってフツーですし、恋愛経験が特に少ないわけでもなく(といっても多いわけでもない)、惚れっぽくもない私を、なぜこんなにも長い間惹きつけて離さないのか、人は疑問でしかない(←ひどい!)と思うのですが、
夫に海よりも深い愛情をひそかに抱いています。
そして、この「夫好き」ネタは、あまり人に支持されません。
共感を呼んでいないことは気づいています。おそらく、共感できない人の理由はこれらのどれかじゃないかなぁと思っています。
①夫にそれほど愛情を持っていない・夫とうまくいっていない
②子供のほうが手がかかるし気になる存在
③いい年して夫好きと公言するのは恥ずかしい(公言している人のこともちょっと恥ずかしいと感じるので、同調して仲間だと思われたくない)
あとは日本の文化的な影響もありますよね。ちょっと夫のことを小ばかにしたり、夫の愚痴を促す主婦コミュニティなどあったりしますしね…泣
■結婚っていいものだよ!って子供に言えますか
結婚している人には支持されていなくても、近頃、未婚の人には「きょんさんの話聞いてたら、結婚してみたいと思うようになった」「結婚って面白そうですね」と言われるようになりました。
私は実はこの言葉が一番うれしいです。
結婚っていいものだ!
と、これからの人たちにもっと伝えていきたいなぁと思うんですよね。
結婚はもちろん良くないものに転ぶこともありますが、良いものにできたら人生の面白みは、一人で生きることの何倍にもなると思う。
働くことも、結婚することも、大人になることそのものが、ぜーんぶ面白くて楽しみ!と思えないと、子供が成長していく自分自身に意味を見出すことができないと思うんです。
そんな風に思える子供を増やすには、やはり自分が「楽しそうな大人」になるしかなく、その中に「いい結婚」や「いいパートナーシップ」があるんだと思うんです。
「自分のことはさておき、せめて子供には幸せな結婚をしてほしい」と願うのは、自分の課題に向き合おうとしない大人の勝手ですよね。
■結婚相手は「選べる」のだ。そして、自分で「選んだ」のだ。
未婚の親しい友達によく言われること...
「結婚はマッチングだ!ってあんた見てるといつも思う」
「あんたの凄さは、自分にぴったりの人を見つけたことだよ」
「自分にぴったりの人を見つける方法ってどんなん?」
よく既婚の友達に、「うちの旦那は、きょんちゃんところの旦那さんみたいに優しくないから」と言われたりしますが、別に夫は「優しい人」ではありません。
夫は娘には結構厳しいです。そして、誰にでも優しいわけではありません。私にも最初から優しかったわけではありません。
でも、今の彼は、確かに、私には優しい。
それは、
私の性質(言動や性格)が彼の優しさを引き出しているのだ
と近頃思うようになりました。
これが「マッチング」とか「私に合っている」ということなんだと思うんです。
結婚相手って、自分で選べますよね。子供や親は選べないけれど、結婚相手は自分の意思で選べます。
よく考えたら、結婚相手って「しょせん他人」とか「唯一の血のつながらない家族だ」とか言うことありますが、「唯一の選べる家族だ」ともいえるわけです。
これってすごいことだと思いませんか。世の中にごまんといる「ヒト」の中から選ぶことができる。
ヨリドリミドリです!
もちろん相手にも選んでもらわないといけないわけではありますが…こんなに自分の意思が反映できる人生の一大事項もなかなかありません。
じゃあ、自分に合う人を見つけない手はない!
どんな自分であっても、どこかに必ず「合う」人はいるものです。
■自分に合う人を選ぶにはまず「自分を知る」ことから
自分にぴったりの人を選ぶには、「自分を知る」が第一歩です。
婚活サイトに登録するとか、合コンしまくるとか、友達にいい人いないか聞くとか、多くの人が意識を「外」に向けますが、
まずは意識を「内(=自分)」に向ける。
〇私の譲れないことって何?
〇私があこがれる人ってどんな人?
〇私が嫌いな人ってどんな人?
〇私の得意なことってどんなこと?
〇私が苦手なことってどんなこと?
〇近頃面白い!と思った人・コトって何?
〇近頃嫌悪感を覚えたことって何かあった?
つまりは、
価値観を知ることなんじゃないかと思います。
自分の価値観を知ると、これまで気づかなかった人の魅力に気づいたりします。
例えば私は「新しい考え方、生き方に常に自分を更新し続けること」が自分にとって大事な価値観なのだとある時気づきました。
そんな私にはきっと、「つまらないと思いながらもずっと同じ会社で粛々と仕事をしている」ような人はどれだけイケメンでも、上場企業に勤めるエリートでも、稼ぎが良くても、全く合わないでしょう。
なので、独身時代、友達が色々な人を紹介してくれましたが、どの人にも全く興味が持てなかった。
こんなにスペックが高いのになぜ?顔も悪くないのになぜ?とその時は自分でもその理由が分かりませんでした。
一方、私の価値観「新しい考え方、生き方に常に自分を更新し続けること」を中心に考えると…
仮に稼ぎが少なくても、経済的に不安定でも、ブサイクでも、今の夫のようにトライ&エラー(エラー多めだけど!笑)で常にチャレンジし続けている人が選択肢として出てきますよね。
一般的には結婚相手としてまず除外される「経済的に不安定」な人…
明日食べるものにも困る、というレベルの経済的不安定さは問題かもしれませんが、「経済力」という「外(=世間)」の価値観が除外条件でなくなるだけでも、自分にあった人がぐんと引き寄せられます。
■自分の価値観に基づいて相手を選ぶとなぜうまくいくのか
「私の性質(言動や性格)が彼の優しさを引き出している」のはつまり「マッチングがいい(自分に合う)」からだ、と書きましたが、それがなぜかというと、
自分の価値観に合う人は、応援し続けることができるから
です。
例えば夫は起業家として様々な失敗を乗り越えてきていますが、普通なら「もういい加減にして!夢ばっか見てないで生活のことを考えて!」とでも言ってしまいそうなところ、
「新しい考え方、生き方に常に自分を更新し続けること」を重視する私にとって彼の失敗は「自分を更新し続ける」ためのチャレンジであり、
「おうおう!がんばってるやん!いけいけー!」ってな感じになるんですよね…
つまり、世間一般では好まれない行為も、自分の価値観に合っていれば支持することができる。
そうなると、自分の失敗や挑戦を常に応援してくれる希少な理解者の妻に、優しくできないわけはなく…
かくしてここに「マッチングの妙」が生まれるわけです。
人と人とはマッチング。
自分に合う人が他の人にも合うわけではない。
「あんなおじさんよく結婚できたよねーどこがいいんやろ」とか若いころ言ってすみません(汗)。彼にもぴったりマッチした妻があり、彼が見せる顔はきっと妻には違ったはず。
うちの夫も外ではそういわれているかもですしね!笑
自分に合う人は自分で選べる。この時代に生まれてよかったね!
だからぴったりの人を選ぼう!(ちなみに、選びなおすこともできる!これも今の時代の素敵なところ!)
それにはまず、意識を自分に向けることから。
私ってどんな人?を知ることから、だと思います。
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