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かっぱ寿司(巨万の富男)

小学校1年くらいの時、
親戚のおばちゃんにかっぱ寿司に連れて行ってもらった。
一つ上の従妹がいて、僕は従妹と一緒にかっぱ寿司の流れてくるたらいにはしゃいでいた。
当時のかっぱ寿司って、ベルトコンベアじゃなくて、本当に水が流れてたんだよね。流れる水の上に桶が浮いていて、桶の中に寿司が皿に載ってまわっていた。
子供にとっては最高のエンターテイメントで、しかも流れてくるのはお寿司やフルーツ!僕はいくらの皿ばかりとって、端から全部食べていた。

親と回転ずしに行くと、食べれば食べるほど褒められていたので、 沢山食べるのは良い事だと思い、めちゃくちゃ”いくら”を食べていたんだ。

すると、親戚のおばちゃんが 「もうお腹いっぱいでしょ?」 と僕に言う。 僕は、「まだまだ全然食べれるよ!!」 と答えたのだけど、 おばちゃんはもう一度「もうお腹いっぱいでしょ?」 と言った。

あれ、なんか変だな。と思った。

そして考えた。ああ、そうか、そういう事か。
この時、7歳の私は、 「もうお腹いっぱいでしょ」は、
「これ以上食べるな!」という意味だと知った。

言葉を額面通りに受け取っては駄目だ。
言葉の裏に隠れる本当の意味を読み取らなければならない。

そう強く思った小1の出来事だった。

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