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自己受容の大切さ

私は自分(自分の感情)を認めること=受容することがこんなにも大事だったのかと気づいたので、みなさんにも共有したく、自分の備忘録としても残しておきたく記事にしました。

自分(自分の感情)を認めることってどんなことなのか
一番大事なことは「自分の感情は意外と自分で気づいていない」ということでした。
日常生活や仕事でもそうだと思いますが、物事にを進めるにあたって自分の感情を避けて、ロジカルに行うべきだと求められることが多いと思います。そうすることで物事が円滑に進むと思われるからです。私はそれで役立つことは十分にあると思いますし、感情論だけではうまく物事が進まなくなってしまうこともあるので、大事な要素であることも理解しています。

けれど、まず自分の感情をしっかり受け止めているのといないのとではその後の自分のスタンスや仕事であれば結果にも大きく異なる影響を及ぼすものだと理解しました。

一例として自分の<仕事の成果>についてお話ししたいと思います。
私は仕事で頑張っていたつもりでした。でも、どうしても思った成果が出なく、とても苦しんでいました。頑張っているのになんで成果がでないのか・・・

そんな思いを抱えながら半年、一年が過ぎようとしたとき、
上司に「モチベーションが低いように見えるよ」と言われ、衝撃を受けました。私は「そんなことない、頑張って目標達成しようと自分の気持ちに左右されずに仕事に向き合ってきたつもりです!」と内心非常に悔しい思いをしたことを覚えています。私は目標達成するために自分を奮い立たせて頑張ってきたのに何でこんなこと言われてしまうんだろうと。

続けて上司は「頑張っているのは痛いほどわかるけど、どれも表面的な打ち手ばかりに見えていて本質的ではないように感じる。まずは今の自分の気持ちに正直になってみるのはどうかな?」と言われました。

当時、私は「自分の気持ち・・・?気持ち云々関係なく仕事は頑張らなきゃいけないと思っていたし、これまでの「頑張ってきた」という自分の努力も否定することになりそうな気がして嫌だな」と感じていたのですが、一方で「上司からはそんな風に見えていたのか」と冷静になる自分も見えました。

そこで改めて自分の気持ちに向き合ってみました。
「今の自分はモチベーションが低い状態だとしたら・・・」という本当の自分の気持ちに向き合ってみました。

最初は「全然そんなことないのにな~前向きだと思うけど・・」と思っていましたが、毎日自分自身に問い続けることで、自分の気持ちがふつふつとわいてきました。
そして、私は「本当は嫌だった」という自分の気持ちに思った以上に気づいていなく、その感情にふたをしてしまっていたんだと気づかされました。
それを最終的にはふたをしていたことにすら気づかずに、私は「今は目標に向き合うべきなんだ。だからそれには頑張るしかないんだ」という感情を無視した行動をとってしまいました。そして、本当はモチベーションが下がっていたことを、無理矢理にでも頑張るんだという言葉で自分を奮い立たせて、モチベーションを上げようとして、あたかもそれで本当にモチベーションが上がったかのような感覚になってしまっていました。

けれど、きっと心の本当の奥底では苦しくて、やることだけには向き合ってはいても結果的にどれも表面的になっていたことを自覚しました。

改めて、どうしてそうなってしまったのか、その時本当はどう思っていたのかという感情に焦点を当てて、「本当はこれがしたかったんだ、本当は・・・」という本当はの部分をじっくり感じてみました。そのうえで今の自分の思うこととの違いはどこにあるのかということを考えていくことで別の視点を見つけました。
もともと単純に嫌なものとしてみていたものに「立ち向かう」ではなく、まずは嫌だと受け入れ、さらには具体的にはどこが嫌だったのかと「理解する」ことで、嫌な根幹が知れるとそこに向けて打ち手がクリアになってくるため、最終的にはそれに向けて今の私だったらどう建設的に向き合えるかということに冷静に視点を変えることができました。

その結果、これまでとは違う打ち手がたくさん出てきて、自身の取り組みを表彰していただいたり、目標値も大きく上回る実績を残すこともでき、現在も安定した業績を残し続けることができています。

この考え方は仕事だけではなく、「自分が思った負の感情に対して汎用できるスキル」だと感じています。
例えば、対人関係においても苦手な相手に向き合わなきゃという自分の感情を無視した状態で真向から立ち向かうのではなく、相手のどの部分が自分の認識とずれているから苦手に私は感じているんだとまずは自分の感情を認め、そのうえで、改めて相手との認識のずれをどうこちら側から埋められるかということを考えることで、より本質的な答えに近づけることができ、物事や人間関係を円滑に進めることができます。

価値観は人によって異なります。その価値観を受け入れることで、相手も自分も楽になれると心から感じました。
相手を受け入れるためにもまずは自分の気持ちを大切に嫌なものは嫌ってちゃんと思っていいんだと自己受容し、自分を大切にしていきたいです。


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