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<自己紹介>私が「極限生命体」と名乗る理由

 noteで募集しているお題の中に「#自己紹介をゲームで語る」とありました。これ、僕にピッタリなお題だなと思いました。というのも、僕は、インターネット上では、「キョクゲン」、「極限生命体」という名前で活動していますが、この名前自体がゲームに由来しています。

 そこで、今回は僕が過去に遊んだゲームを通して自己紹介をしてみたいと思います。

「RED STONE」の沼にハマる

 僕が、中学生時代に一番ハマったゲーム、いや今までの人生の中で最もハマったゲームはPCオンラインゲーム「RED STONE」に他なりません。このゲームは、中世ヨーロッパを舞台とした基本無料でアイテム課金制のMMO(いわゆるオンラインゲーム)です。僕は、PCオンラインゲームの全盛期であるゼロ年代に学生時代を過ごしており、中学校のクラスでもオンラインゲームがそこそこ流行っていました。僕は、自宅のWindowsXPがインターネットに繋がった中学時代から、大学生になるまでの約6年間このゲームにのめり込みました。

プレイヤーの名前を決める時点で戦略を要求される

 さて、オンラインゲームを遊ぶ上で最初に行うことの一つが、プレイヤーの名前の作成です。僕は、名前の作成にはかなり時間を使ってしまうタイプなのですが、RED STONEにおいては、生涯で最も長時間の熟慮を重ねて名前の決定をすることとなりました。その原因は、RED STONEが次の制約をプレイヤーに課したからです。

① 既存の他のプレイヤーと同じ名前にはできない
② 7文字まで

 この制約が僕を悩ませました。ゲームのネーミングの嗜好は人それぞれだと思いますが、僕は他のゲームやアニメのキャラクターの名前をそのまま付けたいタイプでした。当時好きだったゲームの「ファイナルファンタジー7」のキャラクターから引用した名前を付けたいと考えました。

 しかし、「既存の他のプレイヤーと同じ名前にはできない」という制約のため、「クラウド」、「セフィロス」といったメジャーなキャラクターの名前は誰かが既に使っており、自分が使用することはできません。当時、この制約を脱するために、流行ったのが、名前の前後に記号を付けるというものです。例を挙げると「†セフィロス†」とかですね。当時の僕は、この手法は絶対に使いたくないという強い意思がありました。なぜなら、人と被るのは、負けを認めることだと思ったからです。(中学生の偏見です。)

 そこで、僕はマイナーなキャラクターの名前を使用することを考えました。僕はFF7の攻略本を持っていましたし、マイナーなキャラクターの名前も把握しておりました。悪役である科学者「宝条」の名は他の誰かに使われていましたが、その宝条がジェノバ細胞によって人ならぬ姿となった最終形態「極限生命体宝条NA」はどうでしょうか。このキャラクター名は、ゲーム中一度きりのボス戦のステータス画面にしか表示されないほどマイナーです。流石に、この名前を既に使っている人はいないでしょう。しかし、ここで、また問題が発生します。名前は7文字までに納めなければなりません。「極限生命体宝条」では尻切れとんぼです。そこで、区切りの良い「極限生命体」までを名前としました。これが全ての始まりです。

意外と良かった「極限生命体」の名前

 苦慮の上、名付けた極限生命体という名前ですが、ゲームをプレイして見ると、この名前にして良かったと感じることが多々ありました。

 まず、他のプレイヤーから覚えてもらいやすいというメリットがありました。とにかく印象に残る名前なので、それだけで話題にしてくれます。この名前を聞いてドラゴンボールのセルを連想する人もいましたが、FF7に由来する名前だと気付く人がいなかったのも面白いところです。

 次に、愛称で呼んでくれることが多かったのも良かった点です。ゲーム中、僕の名前を呼ぶ人は、ほぼ確実に「極限」、「極限s」(sは「さん」を表すスラング)と読んでくれます。チャットで打ちやすく、略しやすい名前であったのが功を奏したと思います。ちなみに呼びにくい名前だと職業名(剣士、アチャ、BISなど)で呼ばれます。

使い続けた「極限生命体」の名前

 その後、RED STONEを引退した後も、他のゲームやSNSなどのインターネット上で使用する名前は迷わず「極限生命体」としています。最近では、強烈なイメージと中学生っぽさを和らげるため、「キョクゲン」と名乗ることも多くなりました。(それでもまだ中学生っぽい。)

名前の持つ物語

 さて「#自己紹介をゲームで語る」のお題に釣られて、需要のなさそうな記事を書いてしまいましたが、自分を振り返るいい機会となりました。インターネットが普及した現代では、多くの人が自分の名前を自分で決めるという行為を経験していると思います。そこには、名付けた当時の自身のこだわりや時代背景が反映されていることでしょう。それは物語と言ってもいいかもしれません。あなたの名前はどんな物語を持ちますか?

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