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英会話におけるビジネスモデルの問題点

こんにちは。私は現在慶應義塾大学の2回生です。将来的には起業をしたいと思っており、ビジネスに関することのアウトプットとしてnoteを利用させていただいております。

さて、さっそく本題に入ります。自分は英会話のビジネスモデルは売り手にとっても買い手にとっても得られる効用が低いと考えています。

1点目に消費者側から見て、1レッスンあたりの単価が高いということが挙げられる。具体的な英会話スクールの名前は伏せますが、多くの場合、1レッスン(40~60分)の単価は大体5000~7000円ほど。社会人が英語の習得に必要な時間は約1000時間と言われている。計算の便宜上、1レッスンを60分(1時間)と仮定する。そうした場合、単純計算で1000レッスン必要になる。(もちろん、英会話以外にも単語学習や文法学習なども学習時間に含まれるため実際はこれより少ない)                   1000レッスン受講するには単価を5000円とした場合、500万円も必要。これだけのお金があれば留学に行くこととさほど変わらない。そうなると、英語学習に投資する価値が本当にあるのかという話にもなってくる。また、こうした点から英語学習を挫折してしまう人が多くなってしまうのもあるだろう。

2点目が講師が薄給にならざるを得なく、また経営者側の利益も少ないことだ。英会話は基本的に1対1で行われるため講師1人に対して生徒が1人という形になる。複数社の英会話教室の求人を見たところ、大体1レッスンで講師に入る金額は1500円程度だそうだ。これは会社の上層部が搾取しているわけではない。これでもよく払っている方である。なぜなら、1レッスンで生徒が納めるのは5000円程度であるからだ。その約3分の1を講師の給料にあてて、他を家賃やその他の出費にあてている。利益率がそれほど高くないのは想像に容易いだろう。

以上の2点から英会話教室はビジネスモデルとしてかなり厳しいものになっている。最近では企業と提携をするなど、新たな収入の柱を獲得してしる英会話教室であるが、依然として厳しい状態にあるだろう。なぜなら、顧客側から見れば英会話教室は高いと感じるのに英会話教室側はそれほど利益を挙げることができないからである。

なお、かく言う筆者は英会話教室に100万円ほど課金し、学習している。自分は将来的に起業し、事業を海外に展開しようと思っているからである。海外展開によって利益を獲得し、英語学習に投資した分は回収するつもりである。

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