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「葬儀社選び」後悔しないために④

家族間で要望を共有する【続き】

やはり、遠方なので僧侶が断ることもありますが菩提寺が同じ宗派の寺院を紹介してくれる場合もありますので、紹介してほしい旨を伝えてください。
それも紹介頂けないようなら葬儀社に依頼するので納骨の際はお願いしますとお伝えください。
葬儀社に僧侶を紹介してもらったら、どの寺院のどんな立場の僧侶かを確認しておくといいでしょう。

檀家で僧侶も故人のことをよく知っている場合は、やはりご家族に寄り添い説法にも力が入り、お話上手な方もいらっしゃいますが、中には、声が小さい方もいてマイクを通してもよく聞こえない説法もありました。

安倍元総理の葬儀で多くの人が最後お別れに来ていた東京の増上寺。
その増上寺の大殿は500人ほどの葬儀に適しているようです。
私がお手伝いした葬儀は90歳ほどの天寿を全うされた方で天皇陛下からいただいた賞状と勲章が、その大殿の入口に重々しく飾られていました。
喪主様は一人息子さんで定年を迎えているような年頃の様子です。
私達、セレモ二スタッフは何十人とスタンバっていましたが、参列はせいぜい50人くらい。
葬儀社の担当者が打ち合わせ時に勲章まで頂いた人だからと見誤ったのでしょう。
その葬儀の説法ほど、僧侶の声が小さく、聞こえなかったことに間違いはありません。
お清めの食事や返礼品の片づけがとても虚しく感じました。

この様に故人が素晴らしい業績を残していたとしても、葬儀に参列する人はその、お子さんたちの付き合いで人数が決まることを覚えておくようにしましょう。














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