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追憶


昨日の新聞にトヨタ自動車の豊田章男社長のお父様で豊田章一郎名誉会長の訃報があり、発明王で知られる、豊田佐吉の孫と記載されていた。

豊田佐吉と言えば、私は父のことを思い出す。
小学2年生の春先に弟が小学生になったのでお祝いに父と3人で町に1件しかない小さな本屋にいき、弟には勝海舟を私には豊田佐吉を選んでくてた。

本日、2月16日は父の誕生日。
生きていれば90歳、卒寿のお祝いも出来ただろう。
残念だが仕方ない。

父は長女の私を溺愛していたに違いない。
何かと気にかけて、幼い頃から2人で上野の美術館にいったり、展覧会などによく連れていってもらった。

洋裁業を営んでおり、遠足で被る帽子なども父が作ってくれて、自慢しては友達に羨ましがられた。

成人してからもよく一緒に買い物に出かけては洋服を買ってもらい、食事をした。

私には兄も弟も妹もいるけど、私だけは特別扱いだった。
それは皆、感じていて今もよく、話にでる。

もう、いなくなって35年も経つけどまだ思い出は消えないでいる。

昨日も母と昔話をして父の思い出に慕っていた!

「パパ、ママはまだまだ元気だよ!」

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