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ニュースの聞き取り・書き起こし「LVMHグループが最高額の利益を記録」

 最近ではサイケデリックな草間彌生とのコラボが話題になっている、LVMHグループの記録的な去年度売上のニュースをディクテしました。Louis Vuittonといえば思い出があります。その昔シャンゼリゼ通りを歩いていると、知らない日本人に声をかけられ、現金を預かり、頼まれた指定の商品を買いに行くという闇バイトを数回しました。確か当時は日本人による買い占めが横行していて、その対策として個数制限が設けられたため1人が購入できる数が決まっていました。バイヤー達は仕方なくシャンゼリゼ通りを歩いている日本人学生をつかまえて、一回につき千円程度の手数料を渡して人気商品を買いに行かせていたのです。あの時の日本と同じようなブームが、アジア諸国でも起こっているようです。
以下、ニュースの要約と書き起こし。

LVHMグループは去年、140億8400万ユーロ(約1兆9717億円)という目眩がするほど巨額な純利益をあげた。ルイヴィトンのような高級ブランドは、購買力の低下やインフレをものともせず、シャンゼリゼ店の前にはセールでもないのに人々が行列を作る。この2年でLVMHグループは売上を倍に伸ばしたが、この並外れた企業の活力はどう説明できるだろうか。まず、外国での新店舗展開が挙げられる。アメリカでは2年間に188店、アジア諸国では315店もの新店舗がオープンした。モード協会の経済学教授は、世界中に拡大している顧客達の「所得効果」と、高級ブランドの大衆化が要因ではないかと見ている。とりわけ、インドなどで急増している大富豪達が、高級ブランドのカバンや財布を持つことで「自分の価値が上がっている」と感じるために爆買いしているようだ。一方で、この莫大な利益はウクライナにおける戦争の影響で、他の業界が苦しんでいる最中に積み上げられたのではないかと不信の声が強く上がる。グループのパトロンであるベルナール・アルノー氏は「利益を上げ、世界中で多額の税金を払っている。その半分近くはフランスにだ」と言及している。


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