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コーヒーはムズカしい。〝それでいいんじゃないの巻〟

今日は、アジアブレンドを作るぞ!と昨日の晩から張り切っていたワニさん。アジアの豆を使う分ハンドピックに(私が)時間がかかるのではないか?と心配されて、心配になった。(予測不可能なものが多いから)

今日は午後から出かける用事があったので、何が何でもそれまでに間に合わせねばと早起きをする予定が、いつも通りの時間に目が醒めてしまい〝しまった!〟と飛び起きた。

限られた時間だが、考え様によっては毎日しているハンドピックの時間(配分)なのだから、焦らなければ必ず間に合うわと思いつつ、恐る恐る、ベトナムと、ペルーのオーガニックが入っている袋の中を除く。ベトナムは独特の豆面だったが、ペルーはオーガニックなのに思いの外、整っていたのでリズムが狂うことはなかった。

ルアンダ、ペルー、タイ、ニューギニア、ケニア、ベトナムの順番でハンドピックをしていく。タイが苦手なのだが、これまた今日はお利口さんな豆で助かった。(農作物なのでその時々でコンディションが異なります)

 大きなザルに必要な量だけ豆を入れて、全体のいずまいをみつつ、おいしいものと、おいしくないものと分別していく。さながら手術気分である。いったんそれが終わると、今度は(もう一度確認の為)トレーに少量でハンドピックする。入念な作業が終わったら、再度仕上がった豆の中からおいしくないの取り忘れがないか確認してプレミックスしていく。

これがひととなりのルーティン。

この先はワニさんに託して「行ってきまーす」と外出し、戻ってきたのは17時半ごろだった。今度はワニさんが焼き上がったコーヒー豆の仕上げのハンドピックをしている。4分3まで出来上がってるからあと少し頑張るぞ!と気合を入れられていたので私はPCワークに専念することにした。カタカタカタとキーボードを叩きながら、今がいい出すチャンスではないかと思い、

「私が焙煎の練習をするのは、グアテマラのピーベリーにしようと思うんだけど」

と、さらりというと

「いつから始めるの?」

に、

「ワニさんが出張から帰ってくる2月後半からかと思います」

と返事をすると、

「うん、いいんじゃない。グアテマラのピーベリーは粒がぎゅっとしまって小さくコーヒーの味を引き出すのはなかなかムズカしいから練習にもってこいだと思うよ」

と、笑って返事をして、黙々とハンドピックを続けられた。え?っと思う瞬間、もともとコーヒーはムズカしいといってる私の選ぶこの道の、最初の一歩から難関か?と思うと、あはは笑える。

でも、エチオピアといわなくてよかったと思う。これは何となく焼けて何となく珈琲焙煎した気分にどっぷりハマりこみ、勘違いの始まりが起こりやすいと認識しております。
 さあ、私のように焙煎しないといけないと決まられた人も、これから焙煎人になろうと思う人も最初はグアテマラのピーベリーから始めて、共に苦労の道を歩もうぞ!

コーヒーの味がした時とびきりの笑顔になれると思います。

今日のおやつはローズべカリーのキャロットケーキ。キャロットケーキって本当にコーヒーと相性がいいと思うけど、アジアブレンドはサンドイッチの方がより合うと思いました。

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