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プレゼントだけではもったいない!片づけ力を伸ばすクリスマスの迎え方

横浜・東戸塚 性格タイプ別お片づけ・整理収納アドバイザー岸間江美です。

「子どもに片づいた家の記憶を残したい」と願う親御様を性格タイプ別お片づけでサポートしています。
(なぜ、こう思うようになったのかについての自己紹介はこちらから

さて、そろそろクリスマス、お正月とおもちゃが増える時期が近づいてまいりました。

更に増えるおもちゃに頭を悩ませる親御さんもいらっしゃるかもしれません。

でも、こどもは大好きなことをきっかけに大きく成長します。(大人もかな?)

ぜひこの機会を、お子様の喜ぶ顔を見るだけにとどまらせず、お子様の片づけの力を伸ばすきっかけとして活用していただけたらと、これを書きました。


★片づけ力をつけるために大切なことは二つ


1,物を手放しても、自分は大丈夫だと自分の判断を信じる力

2,自分が暮らす家の収納スペースを把握する力


では、クリスマスをきっかけにどのようにすれば、この二つの力を身につけることができるようになるのでしょうか?


★捨てる訓練が足りていない

まずは「1,物を手放しても、自分は大丈夫だと自分の判断を信じる力」について


突然ですが、子どもの頃に遊んだおもちゃをどう手放してきたかを思い出せますか?

私は思い出せません。

おそらく、自分の知らないうちに親が捨てていた(あるいは、誰かにあげていた)という方がほとんどだと思います。

よくよく考えてみると、自分の物を捨てるかどうかを本格的に判断し始めたのは、一人で暮らし始めた時か、結婚して家庭を持ち始めてから。

そう大人になってから。

つまり、私たちは増やす訓練はしまくっているのですが、捨てる訓練はほぼせずに大人になっているのです。

お片づけが苦手な方の多くは、捨てる訓練が足りないために、捨てるのを先延ばしにしがちです。(私もやりがち)

もう使わないと分かっているのに、全部必要そうに見えてしまったり、捨ててしまったら、後悔するのではないかという不安を感じたり。

現実と感情が入り交じり、行ったり来たりで捨てるという思考のステージになかなか上がれない状態です。


子どものころから捨てる訓練を繰り返すことで、うまくいったり、失敗したり、捨てる経験値があがり、必ずそのセンスは磨かれていきます。

やがて、自分の判断で捨てることに慣れ、捨てても自分は大丈夫だと思えるようになります。


★時間もスペースも無限にあると思うのが子どもの世界

続いて「2,自分が暮らす家の収納スペースを把握する力」について


小学生くらいのお子様がいるご家庭ならよくあるやり取り

親「宿題やったの?」

子「後でやる―」


大人はこどもがその場しのぎで答えていると思いがちですが、教育評論家の親野智可等先生によると、こどもは見通しをつける経験が大人に比べ圧倒的に少ないので「後でやる。後でもやれる」と本気で思っているとのこと。

つまり、自分の持ち時間がどれくらいあるのか可視化されていない状態で「宿題をやれ!」と言っても、子どもはピンとこない。どうせあとでやるのに、なぜ怒るのか分からない状態です。

そこで、先生が提案されているのは、やるべきことと時間の表をホワイトボードなどで可視化すること。

これが、こどもの予定管理力を育てる上で大変有効な手段になるそうです。


では、お家のスペースについてはどうでしょうか?

自分の家にどのくらいの収納スペースがあって、どんなふうに活用しているのか、まったく把握していないのに「片づけなさい!」と言われても、家にはまだスペースがあるように見えるのになぜそんなにがんばって片づけなければいけないのか、ピンと来ないのではないでしょうか?


★楽しくおうち探検♪

そこで、上記2つの力を伸ばすためにお子様とやっていただきたいことはこちらです。

「新しいおもちゃを手に入れる前に、

①おうち探検しながら、どこに置くかを決める、

②(ついでに)今あるおもちゃを見直す」


①家中の収納スペースを(クローゼットや押し入れなども)お子様と一緒に見回ってみて、あーでもないこーでもないと置き場所を探してみてください。

→スペースには限りがあること、無限に物を増やせるわけではないことを子どもが知る機会となり、空間を把握する力を養えます。

②新しいおもちゃをどこに置くかを考えることでお子様のテンションが上がったついでに、今あるおもちゃがお気に入りの物かどうかを確かめてみてください。

遊んでいないけど、捨てたくないのであれば、別の場所に移すだけでも良いと思います。

→捨てる訓練によって、物を手放しても自分は大丈夫だと自分の判断を信じる力を育めます。




★まとめ

1,捨てる訓練で、捨てても自分は大丈夫だと思えるようになる。

2,おうち探検で、空間認識力を育む。




★「片づけは辛いことではない」というマインドセット

誕生日やクリスマス前など、オモチャが増える楽しい時期の前におもちゃの見直しをすることで、片づけが楽しいことのためにあるというマインドセットにつながります。


そして、このマインドセットは一生続きます。


サンタさんからの本当のプレゼントはそんなマインドセットをする経験をもらえることなのかもしれません(^^♪


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