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なぜ片づけの仕事をしているのか?(自己紹介)

子ども達の記憶に片づいた家の景色を残したい

なぜこんなふうに思うようになったのか?について、少しお話しさせてください。


仕事を始めたきっかけは、元々得意だったから。

好きを仕事にできたらいいな~くらいでした。


片づけの効用についても、身体が楽になるし、時短になるし、それだけでやる価値があるよね!くらいでした。


でも、この7年間でたくさんのお宅に行かせていただくうちに、多くのお客様が同じことを言っていることに気づいて、考えが変わってきました。


片づいた家で育ったことがないという呪縛

これまでたくさんのお客様宅にご訪問させて頂いてきて、実家が片づいていなかったことで、大人になっても片づく家をイメージ出来ずに苦しんでいるお母さん達をたくさん見てきました。

あるお客様は私に玄関の靴について聞いてきました。
「岸間さんは、脱いだ靴をすぐに靴入れにすんですか?」

なんでそんなことを聞いたのかというと、

「夫も自分も玄関のたたきに靴がたくさん出てて、散らかった玄関でしか育っていません。なので、玄関がきれいなお家の方はどうしてるか気になって」とおっしゃいました。

これって、片づけが自然にできる人、片づいた家で育ってきた人にとっては悩みにならないことですが、そもそも「片づいた家で育ったことがないというコンプレックス」が、暮らしの小さな疑問についても悩ませ、「これでいいのか??自分のしていることは正しいのか?」と自分を疑い続けさせてしまう。

このお客様以外にも、
・親も片づけられない
・実家もひどい状態
・家が片づいてた記憶がない
と打ち明けてくださるお客様はたくさんいらっしゃいます。

もちろん片づいた家にするだけでいいかというと、そんなことはなく、片づいていなくても愛情にあふれたご家庭はたくさんあると思います。

でも、片づいた景色を見てこなかったことで苦しんでいるお客様を目の当たりにすることで、散らかった家は、子ども達を呪いのように苦しめ、生涯にわたってその影響を深く及ぼす。
こどもたちに片づいた家の景色の記憶を残しながら独り立ちさせることは親の大切な役割のひとつだと思うようになりました。


もうそれは、便利とか楽とか時短とか、そんな軽い話ではなく、世代を超えて、とってもとっても大事なことなのかもしれないと思い始めたのです。


片づけが難しい時代


特に今は、お父さんもお母さんもみんな忙しく働く時代。

さらに、スマホの出現で忙しい中にもポチっと押せば物が簡単に手に入ります。

そんな時代なのに、私たちはお片づけを学校で学ばずに大人になっています。


その掛け算で、昔より片づけをしたり、片づけに時間を作ったりするのが難しい時代になりつつあります。


そんな片づけが難しい時代だからこそ、ご依頼くださる親御様の暮らしを改善することはもちろんですが、その活動を続けていくことで、将来、片づいた景色を見てこなかったことで苦しむ子ども達を一人でもなくしたい、子どもたちの記憶に片づいた家で過ごした記憶を残したい!そんな思いで、片づけの活動をしています。



2023年11月17日金曜日10時~11時30分 オンライン開催「学校プリント収納ワークショップ」のお申し込みは、11月14日火曜が締め切りとなります。
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