イメチェンの怖さ

失恋したら人間髪を切りがち。
なんかこういうのありますよね。失恋した人が美容室でちょっと大胆に切りたいんですって美容師さんにオーダーしてる姿や、ちょっとばっさり髪を切った人がいたら、あれ失恋したの?なんて聞かれてるところ想像つきますよね。調べてみると元は江戸時代と言われているみたいで、髪が命とさえ言われていた時代に、配偶者がいなくなり出家する際に髪を切ったところから、失恋をすると髪を切るなんて風習が生まれたらしいです。

そんなところで私の身にあったことを話したいと思います。

小学校6年生ぐらいの話、
毎日学校にも行って、なかなか楽しくガキんちょをさせていただいていた私。クラスの隔ても関係なく友達にも恵まれ、休み時間には校庭で駆けずり回るような日々を過ごしておりました。

なんでか分からないけど小6の時にちょっとモテ期が来たんですよね。本当に自分で言うなよと言いたいんですけど多分本当だったんです。

都会の嬢ちゃん坊ちゃんが多く私立の中学への進学率が圧倒的高かった小学校だったんですけど、私は公立に行ったんですね?その年だけは私と同じ公立中に進学した子がとても多く、、
きょうかちゃんを追いかけて公立に行く子が多いから今年は公立の子が多いのよなんて私の母がママ友に言われたそうです。ちなみにそのママ友の息子さんは私立の中学校に進学してました。まぁ世の中ようはそういうものです。

そんな真偽の分からない話はさておいといて、何人か私のことを好きといってくれていた子がいて、私も楽しく過ごさせていただいていたもんでして。
普段一本結びして学校に行ってたんですけど、たまにはーなんつってツインテールにしてみたり。今やったらどうなるかと考えただけでも悪寒がしますけども。とはいってもその時は、

えイメチェン?似合ってるじゃん!

と女心を掴み誉めてくれるナイスメンもいました。スキップして家まで帰った記憶があります。


そんな華の小学校生活も卒業して中学に入った時のこと。まだ多少のモテ期が残っていた(主観)時に、

ばっさりとベリーショートへ。

大胆すぎる髪型の方向転換に周りもついていけなかったのか。きょうか推しと公言してたあの子もこの子も知らぬ間に担降りし、あれよあれよと私のモテ期は切られた髪とともに幕を閉じていきました。

失恋というものが引き金となり髪を切るんじゃなくて、髪を切ることが引き金となり淡い青春が遠ざかって行くこともあるのだなと衝動的なイメチェンの怖さを知った思春期の私でした。

えのもときょうか

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