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親族という温かさ

こんばんは。
この前、仕事が3連休だったので
鹿児島に帰省をしていました。

帰省が終わり、
横浜へ帰るために飛行機に乗るんだけど
いつも帰りの空港では、
保安検査場前で家族とバイバイし
姿が見えなくなるまで手を振る。
これが私の家族の中でのお決まり。
(この年齢になっても笑)

いつもこのタイミングが「ひとりぼっち」という
感情に駆られ寂しくなる。
地元を離れ、5年経ったが
この「地元を離れる寂しい」という気持ちに
慣れることはないので、
今回ノートではこのリアルな気持ちを綴ろうかな。

寂しいなら鹿児島に残ればよかったじゃん
なんて思われるんですが、
私の生い立ちを少し...笑

*生い立ち
生まれは母の地元の枕崎市。
育ちは鹿児島市。
6歳の頃に両親好みの一軒家を建て、
ずっとそこに住んでいる。
温かみを感じる暖色が多い私の実家は
とても母好みであって、私もお気に入りのお家。
両親は恥ずかしながら歳を重ねるたびに
より仲良くなっているんじゃないかって
くらい仲がいい。
総じて自慢の家族。

そんな私は20歳の時に、
就職のため横浜に1人で引っ越し
初めて地元を離れた。
2つ上の兄も、20歳の時に就職で横浜に出た。
そんな背中を見て、私は単なる憧れを抱いていた。
都会で仕事をしている兄がかっこよかったし
「いつかは私も都会で働きたい」と思っていた。

就活ではブライダルプランナー
且つ都会で働くという
両方の夢を勝ち取ることができた。
ただ、憧れが現実へと変わった時
「寂しい」という気持ちが生まれた。

上京する前日に親戚20人くらいが
実家まで足を運んで、送迎会をしてくれた。
きょんちゃんいってらっしゃいと書かれた
手作りの垂れ幕を壁に貼って装飾してくれたり
私が大好きな母手作りのちらし寿司。
そしてちびっ子からは花束贈呈もあった。
生まれてからこれまでずーーっと
すぐに会える存在だった親戚と、
そして家族と、初めて離れ離れになる。
先も分からないまま、これから始まる
社会人生活に対しても不安だったし
縁もゆかりもない横浜という地で
生活していくことがすごくすごく不安だった。
空港で号泣したことを今でも覚えている。
最後まで、寂しいと一度も言わなかった母が
保安検査場前で最後の最後に涙を流した。
でも寂しいと1度も言葉にしなかった母を、
いまだに「母は強いし最後まで私を肯定してくれてたんだ」と思う。

今でもあの瞬間の光景を思い出すと
恥ずかしながら「寂しくて辛かった」と思う。笑

そんなこんなで横浜で生活をし今年で5年目になる。
年に2回、夏と冬に帰省をしている。

いつも帰省をすると親族も多いもんだから
祖母と会う約束をすると、決まって
祖母の姉妹=大叔母・大伯母や
母の従兄弟の娘=再従姉
も集まってくれる。
(友人には、遠い親戚すぎて
もはや他人じゃんとも言われたこともあった笑)

声もかけていないのに
結局、毎回10人程度集まってくれて
みんなでご飯を食べにいく。

母が祖母に私が帰省していることを伝えると
情報がいつのまにか親戚にも伝わり
招集かけていないのに大勢が集まってくれる。
何もない日が特別な日かのように
みんなで食卓を囲む。
そして、お盆や正月は決まって
親戚70人程度が1つの家の大部屋に集まる。
手作りの料理を持ち合わせて
17:00〜22:00頃まで
賑やかな会話と共に食事をし、歓談をとる。
大きなテーブルを5枚ほど繋げて
一つのテーブルにするのだけれど
その中でも大きく3つのグルーブに分かれていて...

*配席
①男性グループ
テーブルには大量の芋焼酎とビール。
みんな早い段階で酔っ払う。
お正月の時は、その席から「次はきょうちゃん!」
と突然名前を叫ばれる。
これはお年玉が貰えるアナウンスなんだ。笑
いろんなおっちゃんが、お年玉をたくさんくれる。

②女性グループ
みーんなおしゃべり好き。
でもどちらかというと
若者よりも高齢の親戚の方がずっと喋ってる。
「この間、電車に乗ったら隣に座ってた兄ちゃんが本当によかにせ(イケメン)でさ〜」
「この服、いくらだったと思う?500円。それにこのワッペンは私が縫ったのよ。いいでしょ?」
話の内容は基本的にウケる話ばっかり。
本来であれば遠い親戚なはずなのに
みんな赤裸々に話して爆笑できるって
すごく素敵なことだよね。

③子供グループ
大部屋の隣に、もうひとつ大部屋があって
そこでは中学生・高校生くらいの親戚が
ちびっ子達とピアノを弾いたり
ゲームをしたりして賑やかに遊んでいる。
自分の兄弟以外の子の面倒を見ている子が多い。
こういう環境だから、
基本的にちびっ子が嫌いなんて人がいない。
自ずと、学校の先生を目指す子もちらほら。
お盆の時期は、みんなで駐車場で
手持ち花火をしたり、大人が買ってきてくれた
ハーゲンダッツを早いもん勝ちで選んだり笑
それがすっごく楽しかった。

そんなことを綴っていると
長文になってしまった。

普通ではないですよね、
この親族の仲良し加減。
自覚してます。

*他人同士だけど親族
誰かの婿と婿同士が意気投合したり、
誰かの嫁と嫁同士がママ友のように
仲良くなっていたり...
自分を孫のように可愛いがってくれ
無性の愛を感じさせてくれる
おばちゃんや、おじちゃん達がいたり...
元々は血が繋がってない同士の他人ですよ?

ありがたいですね。
そんな家庭に生まれてこれて
こんな環境が当たり前だと思えるのって。

親戚は財産だと思います。

私の帰る場所はここにあるし、
親戚がこんなにもいるって思えることが
すごく自分の中で強いんです。
そしてみんながいるという【温かさ】。

もちろん帰省した時に家族だけで過ごすことも
温かいんだけど、異常なこの親戚の人数によって
より温かさが倍増してる気がする。
だから寂しさも倍増なんだと思う。

いつか私が結婚して家族が増えた時にも
この集いに参加することが楽しみだ笑
因みに新人(結婚相手)が入ってくるといつも
適当な親族紹介をするのだけど
私は世界一理解が難しい親族紹介だと思ってる笑
私の母の従兄弟の子供の旦那さんで...とか
私の祖母の兄弟の娘の子供で...とか笑
今、こうやって書いてても私自身よく分からん。

そんなこんなで自分の家族の自慢話でした。
また次の帰省が楽しみだな。

私の親族(これでも1/3くらい笑)

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