仙台育英vs下関国際、選手の体格を見てわかる両校の差とは
両校の体格差
今年の甲子園決勝戦の高校、仙台育英と下関国際の選手を見比べて「おやっ」と気が付いたことがある。下関国際の選手が妙に痩せているのだ。
いったいどういうことか。まず主な選手の身長、体重一覧を見てみよう。
これだけだと比較対象がないためわかりづらいが、他校の選手と比べると群を抜いて体重が軽い選手が多い。例えば仙台育英の平均身長と体重は、174.33cm、76.78kg、BMI25.26だ。平均身長はほぼ同じであるにも関わらず、体重の差が約7kgもある。
ここで特に目につく選手が中堅手の赤瀬だ。182cmと高身長ながら体重はわずか64kg。168cmの遊撃手、松本と同じ体重だというのだから驚く。
この事実をどうとらえるか。まずは下関国際の練習が激しいということが挙げられる。以前は午前5時から朝練に励んでいたほど練習が厳しい下関国際。それほど練習を行えば痩せることは間違いない。
次に仙台育英の選手たちを見てみる。
仙台育英で、体格面において目立つ選手が投手の高橋と捕手の尾形。共に身長が180cm、体重が80kgを超えており、がっしりとしていることがわかる。
また、下関国際には体重60kg台の選手がいるなかで、スタメンすべての選手が体重70kg以上。フィジカル面での強さが見て取れる。
また、高橋以外の投手陣も揃って体格が恵まれている。140キロ以上のストレートを投げる投手5人おり、今大会でも贅沢な投手起用をしている点からも、そのことがわかるだろう。
まとめ
体格差だけを見るとやはり仙台育英が有利と見るべきか。しかし、もちろんのことながら、これまで下関国際は大阪桐蔭、近江と強豪校を倒してきた実績がある。大阪桐蔭などは仙台育英以上にフィジカルエリートの選手たちが多かった。
本日14時から決勝戦が始まるが、ぜひ選手たちの体格差を見てほしい。特に、痩せている下関国際の赤瀬辺りは注目だ。肉体的には恵まれている仙台育英の選手たちに下関国際がどこまで立ち向かえるか。要チェックだ。
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