誰もいない
冷たくなった足先に
掛ける言葉も見当たらず
違う話題に摺り替えて
今の今まで明け暮れる
潰えた何かの残骸を
拾って思いを探るけど
そこに在るのは虚しさと
少しばかりの愛しさで
何時から不在になったのか
私が私に問いかける
過ぎ去る日々に抜け落ちた
影が揺れたら知らせてと
返す言葉も無いけれど
待ち続けても良いですか
理由のひとつも有ったなら
少しは楽に成れますか
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール