死に逝くお前に言える事
どうせ馬鹿げた犬死にだ
無駄に人生費やして
何を遺すもありゃしねえ
生まれてこの方一人きり
弱さを知る程粋がって
愛したつもりで壊すだけ
呆れて誰もが目を逸らし
友も仲間も無縁だと
無能に根差した身勝手さ
自由に振る舞う戒律を
己の価値だと信奉し
挙句に独り泣いている
箸にも棒にもかからない
幼稚な正直痩せっぽち
間抜けなお前は気付くまい
今でもお前を愛してる
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール