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中秋

今日は名月だと言って
皆んながお前を見るだろう

夜半の天井届くなら
一度は隣に座りたい

真昼のあれこれ語るから
粋な慰み唄にして

僕の眠りの裏側で
奏でてずっと傍に居て

だってお前は変わらない
皆んながお前に見惚れても


やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール