見出し画像

起床

気が付けば
朝の光が胸元に

昨夜の夢の輪郭を
白いペンキで塗り潰す

雨は名残の慰めに
鳥は名残の諦めに

思い出そうとしたものの
忘れてしまえと思うから


やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール