鼻詰まり
誰も知らない空欄に
弾けた平穏詰め込んで
時空の波間に浮かべたら
零れた思いの孤児達も
新たな航路を見出すか
夢想は刹那の救世主
焼きが回った千鳥足
抗う事にも無抵抗
本当は何が欲しかった
無音の時雨が問い詰める
免疫不全の近未来
絶望包めた火炎瓶
巷の流行りに罹患して
命を煎じたワクチンに
命を託した鼻詰まり
善とは誰のものなのか
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール