シェア
蛇口を捻れば事足りる 疑念を挟む余地はなし 当然至極の現象も 時と場合と場所による 蛇口を…
分不相応な価値でさえ 手にした途端粗探し 命を投げ打つ熱情は 或る朝単なる熱病に 塵の積も…
誰にも使われなくなった 昔々の大切さ 何にも無いから失くせない だから黙って立っている 興…
夜明けが歩道に顔を出し 白い吐息を引き止めて 太陽は何処だと尋ねては 答えも聞かずに歩き出…
見えないけれど其処に在る その存在を知りたくて 吐息の流れを目で追えば 瞬き忘れた瞳孔に 躊…
夜明けの片隅に揺れて 置き去りにされてしまいそうな あの白いひだの一切れに こんな心はもう…
