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白い光

夜明けの片隅に揺れて
置き去りにされてしまいそうな
あの白いひだの一切れに
こんな心はもう黙らせて置いて行こう

寝起きに別離した吐息は
天井に反射しては壁に沈没し
きっと二度と戻っては来ないから
それでも良いんだよって何度も言って

残されただけの体温に包まれば
少なからずは知っていたはずの
僕の優しさを真似たおどけた残酷さが
無慈悲でありながらも許してくれるだろう

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール