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公立の学校の先生は遠い存在?

 大学生の時、教育関係者を集めた勉強会を開いても、一番話を聞きたい公立の学校の先生だけは一回も見なかった。
 自分がそんな公立の学校の先生になって8年目、やっと表に出ようと思う。

 今思うと、忙しすぎて、そんな情報にすらたどり着かないだけなんだけど、当時はわからなかった。
 学校の先生ってほんとどこにいるの?って思うくらいつながらない。会えない。何考えてるかわからない。
 日本のこと、こどものこと、どう考えてるの?どんな教育してるの?なんで校則廃止しないの?聞きたいことがいっぱいあるのに。

 大学教授、私立教員、元教員、教員志望の人は見かける。でも、現役の公立の教員に話が聞きたいんだ!!!

 わからなかったから、なってみようと思って先生になったら、めちゃめちゃ大変で一回死にかけた。いやー睡眠不足って人をだめに(その話はまた)
 なんとか復活して、先生やらせてもらってるけど、ほんと時間に追われる仕事。先生たちって常に小走りで早口。学級経営とか終わりないし。だいたい時間かければいいみたいなその精神(その話もまた)
 県大会出場常連の運動部の副顧問3年やって、働き方が理不尽すぎてアホかってなって校長に直訴して文化部顧問にしてもらった。そもそも若い人は運動部みたいなその精神ほんまありえ(その話…以下略)。
 (1)1・2・3・1・2・3って担任7年やって、(カッコは臨任)なんとなくこうすれば学級うまくまわせるのかなって思うことも出てきた頃、
不妊治療4年目にやっと可愛いベビー授かって、育児休暇。

 やっと、自分の時間使える(T‗T)
 って思ってたの誰?馬鹿なの?←私
 復職一か月前に慣らし保育始まって、やっとだよ。
 性教育授業の教材作成を依頼され、1年半ぶりにノートを広げ資料を読みPCの前に座り、授業作り始めるとほんとに楽しかった。
 それで思い出した。
「世の中と公立の学校の先生をつなげたかったんや。」

 目的は、世の中の想いをまず自分が試すこと。大風呂敷広げても、結局実践が一番。そこからしか始まらないと思う。
 案外知られていないんだけど、中学校の先生は授業を自分でつくる。学級経営も、学年経営も、先生たちに任されてる。
 よほど逸脱していない限り(学年開きでシドヴィシャスのポスター貼るとか←臨任一年目)、注意や指導をされることはない。
 新しい考えを現行の学習指導要領に落とし込むことはできる。
 先生たちのほとんどは新しいもの好き。柔軟性もある。新しいことを考えたり生み出す時間が、単純にただ無いだけ。
 考えたり検証する時間が無いから、昨年と同じものをやる。

 でもそれは前時代の話。今はこんなに素敵なツールがあるではないか!一回仕組みを作っちゃえば、復職してからでもなんとか世の中とつながっていられるのではないかと思ってる。開かれた教育現場の実現に向けての命綱だと思ってほしい。

 例えば、性教育の中で中絶経験者の声を取り上げたい。ネットで検索しても使えそうなのは無い。教育現場で使えるのは、中立的な話だけだ。もしくは両極端を等しく紹介するか。
 それをここで募集するのはどうだろうか。可能性が見えてくる。

 こんな感じで、復職までにできるだけ多くの記事を書いて、仕組みづくりも考えていくつもり。

 Twitterもボチボチやる。

 かあちゃんがんばるぜ!

 

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