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授業年間計画はうしろから

3年の最後の制作を決める

私の場合は、自由に制作する自画像。

しかも、その時には
「自画像つくりたい。もうどう表現するかは自分の中で決まってる!」
っていうパンパンの状態に、クラスの90%がなっていることが目標。

それに必要だと思う授業を、バランスよく三年間で組んでいく。

②各学年のゴールを決める。

1年生は、心象風景がゴールの制作(例)。だいたいのことが技術的にできるようになって、小学校の時の苦手意識が消えていること。何かの分野では自信がある。好きだ。という状態にする。
技術をつけ、心をほぐす。

2年生は、人に伝える作品がゴール(例)。各分野の技術を掘り下げる。彫刻でいうとレリーフから立体彫刻というように。あとは、さまざまな文化に触れさせる。美術を通していろいろな世界が見えることに気づかせる。
技術を磨き、心を耕す

そして3年。ここまで来たら、あとは生徒がやりたい制作をさせてあげる。一緒に授業を考える。思い出をたくさんつくってあげる。
3年間の集大成を発揮させる

③各授業の生徒の最後の姿を想像して授業をつくる。

毎回の授業も、最後の姿を想像しておく。想像と違っていた時は、生徒の現状とのギャップが大きいので、技術をもう少し丁寧に伝えたり、逆に難易度を上げるなど即時工夫して挽回する。


3年間の最後に見たい生徒の姿を具体的に想像して、それに必要な授業を組み立てていく。

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