1人で頑張らないで…〜不登校当事者から〜
自立という言葉に、私はいつもモヤっとします。
自立って、自分の足で立つって書くじゃないですか…
でも、それって本当に人が生きていくために必要な力ですか?
私は不登校を10年以上経験して、今は不登校の親子の居場所づくりをしています。
私自身も辛い経験をしてきて、だからこそそんな親子に寄り添いたいという思いから居場所活動を続けています。
そこで、自分にも&子どもたちや親御さんにも思うことは、とにかく「1人で悩みを抱えないで」ということです。
誰かに相談することは決して悪いことじゃないし、1人で悩んでたって解決しないことも多い。
なら、誰かに「助けて」って言うメリットは大きいはず。
でも、それってすごく勇気のいることだし、そうしたってどうにもならないことだってあるかもしれません。
だけど、助けを求め続けてほしいんです。
必ず、手を差し伸べてくれる人はいるんです。
私は、学校で大人によって心無い言葉を投げられたこたもあり、人って怖いと思ったこともありました。
だけど、それを受け止めて私を支えてくれた大人にも沢山出会ってきました。
人も悪くないなって…笑
そうやって、私は生きてきました。
私に手を差し伸べサポートしてくれた人たちには、今でも感謝しています。
私の中では、すごくそのことは人生の中で大きな力になった出来事でした。
でも、私が支援する立場になって時、子どもや親御さんに、手を差し伸べることって当たり前なんですよね。
だって、学校に行っている子たちは、先生がいて地域の方たちに見守られながら育っている。
それが、学校に行っていないだけで、すべてのサポートがなくなることに、私は疑問を感じるのです。
だこらこそ、人が生きていくために必要で当たり前なサポートをしているのが、今の居場所が実は担っていることなのかもしれないなと感じます。
不登校だから、も大事だけど、まずは人間が必要としているサポートをすることが最初にやることなのかなって…
それが、私の【自立】に対する疑問とつながるのです。
人は1人では生きていけない。
人は支え合って生きている。
だから、自立という言葉そのもので生きている人って実はいないんです。
自分の足で立てているのは、周りのたくさんの支えがあってこそ。
安心がいっぱいあって幸せに生きている人はそれに気付いていないだけ。
人って誰かにどこかで支えてもらっていて、誰かと感情を共有している。
だからこそ、不登校、いや、誰にでも言えるのは、誰かに助けって言ったらいい。
その、【人に頼れる】【助けてって言える】力が、本当の意味の自立だと思うのです。
自立は、1人で生きていくことじゃない。
色んな人たちと助け合って生きていくのか自立はだと私は思います。
学校行ってなくても、障がいがあっても、病気と闘っていても、元気に過ごしていても、
みんな同じ!1人で生きてなんかいないし、誰かに支えられている!
それに気付いている人たちが、世の中にいるいわゆる優しい人なのかもしれません。
だから、助けてって言ったらいい!人に頼ったらいい!
その分、その時もらったパワーを次の人へ繋げることも忘れずに…☺︎
もしかしたら、今までパワーを分けていた分を次はもらう番というパターンもあるかも…!
とにかく、
1人で頑張りすぎないで…
と私は言いたいのです♡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?