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窪塚洋介さんに聞く!離婚再婚後の子育てと家族のカタチ(後編)

こんにちは。一般社団法人りむすびです。離婚後も両親で子育てする共同養育を実践しているパパママの声をお届けする「共同養育man&woman」特集。


今回は、スペシャルゲストのご登場です。離婚再婚をし、現在、元妻さんと現在の奥さまとともに子どもたちのために良い関係を築き続けている俳優の窪塚洋介さんにお話をうかがいました。

ー前編はコチラですー


―離婚後、夫婦のこじれで親子が会えない状況についてどう思われますか。

やっぱり心苦しいですよね。感情のもつれの延長線上にあるどうしようもないニュースを見聞きすると、少しでも良い方向に歩き出さなきゃと思います。



そのために今”腸活"をやっていて、腸が大事、腸は宇宙とか運命とか言っているんです。そのくせ、タバコも吸うし酒も飲むんですけど(笑。


それって自分自身を整えることなんですよ。さっきの話と繋がるけれど、自分が整っていれば人間関係も整いやすいし、社会とのバランスもとりやすくなって、ストレス耐性とかもすごい強くなる。ちょっとやそっとで怒らなくなったし、我慢ができたり一歩下がれるようにもなるんです。



腸活を本気で広めたいと思うのは、すべての諸悪の根源が自分の中にあるから。子どもに虐待をしたり、パートナーとうまくいかなかったりするのは、すべて自分のせい。息を吸ったり眠ったり食べたりっていう生活のベースをよくしていけば、絶対その他のことは良くなるに決まっているんですよ。

―自分が整うことって何においても大事なことですね。

自分が整って穏やかになれば、向き合うのではなく横に並ぶこともできると思うんです。
「バーカウンターの法則」っていうのがあって。目の前に子どもがいるって感じでまずは夫婦で並ぶ。横になれれば多少の違いって気にならないんですよ。

向き合うと違いがお互いすごい気になるし。元夫婦だとなんでも言い合い過ぎちゃって。だから横に並ぶことがお薦めなんです。


夫婦だけじゃなくて仕事においても、社員が3人、300人、3万人が横に並んでビジョンを見れていたら一丸になれる。尊重し合えるし、思い合えるし。向かい合うっていうのは、響きはいいけどそのあとに起こる弊害が大きい気がして。


―ステップファミリーは、親が替わると思われがちですが、お子さんは今の親子関係をどう捉えていますか。

娘は、今の妻のことは「ママ」と呼び、元妻のことは「愛流くんのママ」って呼んでいます。3歳児なりに同じママなんだけど違う、お父さんはひとりだと理解していますね。



血のつながりも大事だけど、血がつながっていなくても家族にもなれると思うし。愛情や思いやりを感じさせることは家族以外にもできること。ステップファミリーだろうが関係なく気持ちの問題だと思います。


離婚といってもたかが紙の話、されど紙。僕は法律のことはよくわからないけれど、それよりも気持ちが大事だから、慰謝料がどうだとか詳しい話は離婚するときに僕らは一切していないんです。

一緒になったのも気持ちだし、別れるのも気持ちだし、だったらその後も気持ちでいいじゃんって。

愛流がいなかったらいま一緒にいるかって言われたらわからないけど、子はかすがい。

子どもの親は永遠にふたりしかいない。それは運命でずっと続きます。見ないことはできても逃げることはできない。弱さをさらけだして強くなるし、見せてしまえば受け入れることも。気持ちが一番大切です。


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―ところで、親権はどちらがお持ちですか。


確かですけど、前の妻です。まったく気にしてないんですよ。離婚届も出しているよな?みたいな(笑。
法律とか制度よりもっと大事なこと知ってるし、気持ちがあれば乗り越えられるし、いろんな体験をして今があるから、家族の形は何も変わらないです。

―さいごに、離婚や共同養育に悩む方へメッセージをお願いします。


腸活しましょう!70億人が腸活したら1日で平和になります。
1回きりの片道切符の人生の旅行、みんなと楽しく豊かにハッピーに暮らせるっていうのが何より幸せなことだから。
だれかを切って捨てることもできないし、受け入れて、それすらも楽しんでいくにはどうしたらいいかっていったら、やはり自分次第なんですよね。


自分の気持ちが整って、誰のせいにも時代のせいにもしないように生きるための、腸活や質の良い睡眠だったり、生命体としての丁寧な活動をもう1回見直してみてほしい。食べることをは人を良くする事、と書いて「食事」です。



自分のアンテナを磨き直し丁寧に生きると本当に変化があるんですよ。自分次第で家族やパートナー、子どもとの問題が改善されることを僕は身をもって体験しています。

大人が整っていれば、子どもも大人になったときに同じように振る舞えるようになると思うんです。本当は学校で教えたいですね。国語、算数、理科、社会にプラスして、腸活とか健康とかお金とは、とか。


社会に出て意識がないと学べないことっていっぱいありますよね。子育てのこととか、生命体として大事なことを子どもの頃から一斉に教えていってあげていたら、また全然違う社会や世界になると思います。



■本記事の動画はこちらをご覧ください。


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企画:一般社団法人りむすび
協力:LUSH JAPAN
聞き手:しばはし聡子
ライター:江島るな子
写真・動画編集:川嶋章浩

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