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「暮らし方」「働き方」そのものを提供する、新しい形のショールーム。協働の本質は、暗闇の中で共に一歩を踏み出す勇気。

みなさんこんにちは。
「協働」を通じて、日本に熱を生み出したい!
㈱協働日本 広報担当の郡司です。

今回は協働先企業の 株式会社山岸製作所 代表取締役社長 山岸晋作氏へのインタビューをご紹介いたします!

山岸製作所は1936年創業の金沢の家具販売会社で、輸入家具やインテリアの販売、内装工事設計・施工のほか、オフィスのトータルプロデュースも手がけます。

暮らし方を提案するインテリアショールーム「リンテルノ」や、働き方の提案を行うオフィスショールーム「リシェーナ」を通じて、新しい「暮らし方」「働き方」を売る会社としても注目を集めています。

インタビューの中では協働日本との取り組みのきっかけや、支援を通じて生まれた変化について、さらには今後の複業人材との取り組みの広がりの可能性について、経営者の視点からメッセージもお寄せいただきました。
noteの中ではそんなインタビューの内容を少しだけお見せします。

株式会社山岸製作所
1936年創業の金沢の家具販売会社。輸入家具やインテリアの販売、内装工事設計・施工のほか、オフィスのトータルプロデュースを手がける。
創業以来80年の長きにわたって、人の暮らしとは・豊かな暮らしとは何かを模索し続けており、「家具と共に輝ける時間づくり」をコンセプトに、「働き方」「暮らし方」そのものを提案する新しいショールームを展開中。

必要としていたのは、同じ当事者意識を持って悩んでくれる仲間だった

協働がスタートしたきっかけは、同じく金沢で事業を展開している、発酵食品の老舗、四十萬谷本舗の四十万谷専務からのご紹介だったそうです。

コンサル的なアドバイスはあまり求めていなかったという山岸氏。アドバイスを実践するだけで解決するようなことなら、とっくにやっている。山岸氏が必要としていたのは、同じように当事者意識を持って、事業の課題に向き合って悩んでくれる仲間なのだといいます。

協働プロとの取り組みの中心は、暮らし方を提案するインテリアショールーム「リンテルノ」 の事業戦略面の支援と店舗メンバーへのインナーブランディングの取り組みです。ショップのリーダーを含めた社員3名と、協働プロとで、毎週オンラインの打ち合わせをしています。

この議論の時間は、魚をもらうのではなく魚の釣り方を学んでいるような時間だと言います。考え方のヒントの提示、議論のサポートは協働プロが、結論はあくまで山岸製作所のメンバー自身が言葉にしています。

毎回、「お客様はなぜ山岸製作所に家具を買いに来るのだろうか」といった議題や課題を設定して、そこに対する参加者の考えを深めていきます。

協働プロを壁打ち相手として、互いに議論を繰り返していくことで、根本にあるWHY(なぜそれが必要か、なぜそれをやるのか)を徹底的に言語化。そうして言語化されたWHYからもう一度、事業を捉え直し、新たなマネタイズモデルや今後の事業の戦略を描いています。

協働日本の皆さんは、いつも「どうすれば眼の前の課題や、世の中の変化に一緒に立ち向かえるか」という視点で議論してくれます。既存のフレームワークで語るのではなく、敢えて一緒に暗闇を歩いて模索し、時には遠回りもしてくれる。そんな皆さんと取り組めることは、経営者としてとても心強かったと語っていただきました。

一緒に暗闇を歩いてもらえる勇気こそが、一番の価値

複業人材との取り組みについて、はじめはさほど興味がなかったという山岸氏。副業人材のジョブマッチングの多くは、課題解決型の人材提供のモデル。それらは、企業の課題や取り組むべき次のアクションがはっきりしている場合は有効だろうと考えており、複雑な課題を抱え、試行錯誤中の新しい取り組みを進める山岸製作所にはジョブマッチング型の取り組みでは成果が挙げられないと考えていたのだそう。

しかし、ただのジョブマッチングではなく、副業人材と社内の人材が一緒にひとつのチームになって課題に向き合うという協働日本のスタイルであれば、もしかすると上手くいくかもしれないという期待感を抱いたそうです。

そして、一緒に取り組んでいくうちに社員の自主性が急激に磨かれていくという変化が現れました。協働プロから一方的に教わるのではなく、フレームワークに落とすような進め方でもないので、共に議論をする中から社員のアイディアや気づきもどんどん出てくる───。

人から教えられてその通りにやるのではなく、自分たち自身で考えて、自分たちが体験したことを伝えるのが山岸製作所の価値なんだという、社員自身の実感が、会社に大きな変化をもたらしているとお話しいただきました。

今では社員が週次の議論を楽しみにしてくれていて、「次はこのテーマをディスカッションしたいです!」なんて嬉しいお声もあるのだそうです。こういった変化は、まさしく協働日本の目指す姿ではないかと考えております。

おわりに:山岸氏からのメッセージ

「このように、複業人材側が当事者意識をもって伴走するという進め方は、会社にとってとてもいい影響を生みました。一方で、お互いに勇気のいることでもあります。言い換えれば私は一緒に暗闇を歩いてもらえるその勇気を買っていると言い換えてもいいかもしれません。

多くの経営者は暗闇を歩いているようなものでいつも心の中に不安を抱えています。だからこそ私にとっては、私と同じ熱量で、同じように不安感を持って、恐る恐るでも一緒に歩いてくれることが大きな価値なのです。

協働プロの皆さんが素直でオープンに意見をぶつけてくれるので、お互いにいい意味で遠慮なく濃い議論ができていると思います。穿った見方や、押さえつけるような言い回しをしないので、弊社の社員との議論も安心しておまかせできます。能力はもちろん、人柄が良い人ばかりですね。協働日本は。

今後、協働日本により多彩な人材が集い、多くのチームが編成され、多様性を広げていく先に、あっと驚くような事例が日本中で生まれていくと信じています。」

山岸さん、エールも含めたコメントをお寄せいただきありがとうございました!
山岸製作所の「人として輝ける時間づくり」が、多くの人の仕事や生活を豊かにしていく未来を、私たちも共に目指していきます。

▼インタビュー全文はこちらから
STORY:山岸製作所 山岸晋作社長 -挑戦する経営者にとって、協働日本は心強い伴走相手になる-

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