生態系のつながりを体験し、感受性を呼び覚ませ~河森正治プロデューサーの「いのちめぐる冒険」~
万博の8人のプロデューサーによるテーマパビリオン第3弾です!
今回の万博の至る所に掲げられている「いのち」
そもそも「いのち」って一体なんでしょう。
アニメーション監督の河森正治さんは、発展途上国の子どもたちの輝く目を見た時、「いのち」を感じたそうです。(冒頭画像© 2022 Shoji Kawamori/Office Shogo Onodera, All rights reserved.)
「現代人が眠らせている観察力や感受性を呼び起こしたい」
そう願う河森さんが手がけるテーマパビリオンは「いのちめぐる冒険」。「Cell(細胞)」をイメージし、小型の建築物を組み合わせたパビリオンで「リアル展示エリア」と「イマーシブ体験エリア」に入り込みましょう。
リアル展示では、太陽表面の上空にある大気層「コロナ」や、気象衛星から送られてきた宇宙の様子を巨大ビジョンに投影。普段の生活では見ることができないスケールの世界を高精細な映像で眺めることで、生命のスケールを体感できます。また、死んだ生物が分解される過程で微生物や菌類が成長する様子も展示されます。
イマーシブ体験ではシアター内で、水の循環や食物連鎖など、生態系が持つつながりをMRやVRを駆使して体験できます。
フィギュアで知られる海洋堂とコラボし、生命のボール『いのち球(INOCHI-DAMA)』も制作中です。(遼)