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就活おすすめnote

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共同通信の採用担当がピックアップしたおすすめ記事です。若手記者による取材note、コンテンツ制作の裏側。就活生向けイベントレポートも。職員のリアルをお届けします!
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戦争を経験した101歳が記者に教えてくれた言葉。そして、偶然の連続が導いた奇跡とは…

「人生は宝物を作る過程です」 これは、戦争を生き抜き、地域の歴史を本に記し続ける101歳の男性からいただいた言葉です。 私の胸に深く残り、思い出すたびにやさしい気持ちになれます。 今回のnoteでは、記者が偶然の連続で101歳の小野寺宏さんと出会い、さらなる奇跡のような偶然で、約900年の時を経て、平安武士の兄弟の末裔が巡り合うことになった物語をご紹介します。 ■ 陸軍士官学校56期生との出会いこんにちは。大阪社会部の中川玲奈です。 私は大学時代、日本史を専攻してい

なぜ“今更”この問題を記事にしたのか。『感染者が立ち寄った店』知事のひと言で客は消えた…老舗ラーメン店主の絶望 を取材した記者が答えます

1月に共同通信が公開した記事「『感染者が立ち寄った店』知事のひと言で客は消えた…老舗ラーメン店主の絶望 行政のコロナ対応は本当に妥当だった? 今考えたい感染症対策」に、SNSで寄せられたコメントです。 たしかに、この記事で取り上げたのは、コロナ禍初期の2020年に当時の県知事が感染者の立ち寄った店名を公表した出来事です。なぜ、今この記事を出そうと思ったのか-。 ■ ラーメン店の敗訴こんにちは。徳島支局の米津です。高松支局の牧野記者とともにこの記事を担当しました。 新型コ

羽田航空機衝突事故の「その後」を追って

年明けから衝撃的なニュースが相次いだ2024年。 今回は、1月2日に起きた羽田空港滑走路で起きた日本航空(JAL)と海保機の衝突事故に遭遇した、乗客の「その後」を追った記事の裏側をお伝えします。 ■ 「まずは現場に」こんにちは。社会部の助川尭史です。私は昨年5月に大阪社会部から東京本社の社会部の配属になり、普段は国税庁の担当記者として、主に経済事件や税に関するトピックスを扱っています。 ただ、ひとたび大きな事件や災害が起これば担当に限らず、多くの記者で取材に当たるのが東西

「教育理念は残したい」来春廃止の少年院で教官に聞きました-松山学園座談会【後編】

非行少年の中には、過去の経験から大人に対する不信感を強く持つ人も多くいます。一番身近な存在であるはずの親や家族から虐待を受けた人、学校でのイジメを経験した人、信頼していた大人から裏切られた人。 非行の背景をつぶさにみていくと、一人一人に汲むべき事情があるのも事実です。 そのような少年らにとって、少年院の教官が初めて自分を受け入れてくれた大人だったというケースも少なくありません。 法務教官はどのような思いで施設に入ってきた少年と接しているのでしょうか。教官になった経緯から、

「暗くて怖い?」密着して見えてきた少年院の温かさ-松山学園座談会(前編)

少年の更生を目的として全国に設置されている少年院は、近年廃止が相次いでいます。法務省によると、2017年末時点で52あった施設は毎年減り、2023年度は44。主な背景に人口に占める少年の比率が下がり、少年事件も減少している状況があります。 共同通信が47リポーターズで取り上げた松山学園も廃止が決まった少年院の1つ。11月9日には閉庁式も開かれました。普段なかなか入ることのできない少年院を取材し、記者は何を思ったのでしょうか。 また、松山学園は設置から今年で70年。多くの少

杭州アジア大会 報道の舞台裏をリポートします!

書いているのは 総合事務職員として2017年に入社しました。財務や採用を経験し、いまは職員の労働時間などを管理する労務を担当しています。法律の知識はもちろん、社内の多様な部署の働き方を知ることが必要です。大学の研究室は中国文学でした。うろ覚えの中国語を果たして生かせるでしょうか…! 杭州へ到着 浙江省杭州市は、上海の南西に位置する水の都。大会のエンブレムや競技のピクトグラムも、潮がモチーフです。タラップを下りると、湿り気を帯びた空気が流れ込んできました。 迷子になっ

【エンジニア長期インターン2023 in 大阪】OpenAIとElasticSearchを用いた記者の取材を助ける検索システム

自己紹介落合大輔 名古屋大学大学院 情報学研究科 M1 大学での研究テーマ:高齢者におけるICTの利活用と健康増進 趣味:散歩・カフェ 応募動機:採用のnoteを見て興味を持ち、メディアという情報が集まる場所なら情報を扱って何か新しいことができるのではないかと思いました。 佐藤正和 所属:神戸大学大学院 システム情報学研究科 M1 大学での研究テーマ:機械学習を用いた分子の匂い予測 応募動機:日々いろいろな情報が飛び交うこの社会において、どのようなフローで情報が発信されて

【エンジニア長期インターン2023 in 東京】AI記事生成システムの開発

まずはじめにインターンの成果物が自身で生成した自己紹介をお読みください。↓↓ ▽ 作成したAI記事生成システムで生成した記事風紹介 記事生成システム「くら〜けん」   学生が開発、自然言語処理で箇条書きを記事に  共同通信本社で開催されたエンジニアのインターンシップで、自然言語処理を専攻する学生たちが記事生成システム「くら〜けん」を開発した。自然言語処理は、人間の言語をコンピュータに理解・生成させる技術で、近年のAI技術の進展とともに注目を集めている。  「くら〜けん」

「ひと」を書く記事について

こんにちは、こんばんは。大阪社会部の山本大樹です。 この note ではこれまで、共同通信の記者が書いた記事について、筆者自身に解説してもらう「私が書いた理由」などを公開してきましたが、今回は少し形式を変えて、運営担当の私が(独断で)選ぶ「おすすめ記事3選」をやってみたいと思います。 共同通信の記事といっても、政治・社会・経済に関する固いニュースから、スポーツ、文化、エンタメ関係、ローカルな街の話題までジャンルはさまざま。 どんな記事をご紹介しようかと小一時間ほど迷った