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ゆうずどの結末

角川ホラー文庫の「ゆうずどの結末」(作・滝川さり)を読みました。
わりと面白かったです。

あらためて言うまでもありませんが、鈴木光司の「リング」はホラー小説界の金字塔です。
時々、角川ホラー文庫はリング系列というかリング・フォロワーというか、そんな感じの小説を出版します。
この「ゆうずどの結末」も、その1冊に数えられるでしょう。

ジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」は多くのフォロワーを生み、その結果、ホラー映画界に「ゾンビもの」というサブ・ジャンルが出来ました。
同じように、鈴木光司の「リング」によってホラー小説界に、

「ビデオを観ただけで呪われて、1週間後に殺される」系

というサブ・ジャンルが生まれつつあるのかも知れません。

(『ビデオを観た』の部分には、任意の言葉を入れられます。『特定の場所に行った』『禁断の言葉を声に出して読み上げた』など、何らかの禁忌を犯す行為が入ります。また言うまでもありませんが『1週間』という猶予期間も、作品によって1か月だったり、3日だったり、24時間だったりと変化します)

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