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<第115回> 求人の条件を満たさない場合、やはり応募は不可能ですか?


こんにちは、安斎響市です。

今日いただいた質問は、下記のようなものです。


最近転職サイトに登録したのですが、募集要項の必須事項を満たしていない場合、応募しない方が良いのでしょうか?

現在、製造業の生産管理部に所属しておりますが、必須事項に〇〇年以上の営業経験、法務経験、簿記1級、みたく経験や資格が満たされていなかったら、書類落ちしたり、通過率が悪くなるものなのでしょうか?
是非ご教授頂きたく宜しくお願いします。

 

※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。

転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。

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これは、割とよくある疑問かもしれません。

結論からいうと、必須要件を満たしていなくても、応募は可能です。必ずしも、応募をあきらめる必要はありません。

もう少し、詳しく説明しましょう。

「必須要件」に囚われすぎてはいけない


当然ながら、求人票の「求める人材」欄や、「必須条件」欄に記載されている特定の経験や資格を満たさない場合、書類選考であっさり落ちたり、通過率が悪くなったりする可能性は十分あります。

ただ、そうじゃないケースも結構あります。

え? 必須要件を満たしてなかったら、100%落ちるんじゃないの? と思う人もいるかもしれません。


実際には、100%ということはありません。せいぜい、60%か70%くらいです。
必須要件が5つあるうち、1つも満たしていないのに内定が出るということも、実は割とあります。

どういうことか?

これ、採用活動をする管理職側になって、実際に求人票を作ったことのない人にはあまりピンと来ないと思うんですけど、

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