見出し画像

<第19回> 転職活動で、自分の『市場価値』を知りたいのですが…


こんにちは、安斎響市です。


今日いただいた質問は、

日系メーカーの子会社に勤める36歳です。新卒から勤めて10数年になり、年収が600万円弱です。相場から見て多めに貰っているのではないかと思いつつ、もっと年収アップしたい、また、現在の仕事内容に飽きがきていることもあり、転職を考えています。
ただ、妻子供もおり家のローンもあることを考えると、なかなか転職を考えられません。転職活動で自分の相場、市場価値を知ることを試すのも問題ないのでしょうか?


 というものです。


※この週刊連載:安斎響市の「転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。

かなり込み入った質問や、人生相談のような投稿も多く、Twitterで140文字だけの回答だと私の意見を説明しきれないため、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。

質問の投稿は、こちらから


一度試しに転職活動をしてみて、自分の「市場価値」を知りたい、というご意見ですね。


まあ、よくある話だとは思います。自分の経験値や能力から言って、今の会社の年収は適性なのか? もっと高い年収を得られる可能性はあるのか?

自分の「市場価値」
はいくらなのか、知りたい・・・



こういう話は、結構一般的で、多くの人が考えることだとは思います。


しかし、敢えて言います。

その考えでは、転職活動は、失敗します。



自分の「市場価値」を知りたいという思考の人は、その時点で「負け戦」です。



どういうことか、説明しましょう。


まず・・・

ここから先は

1,274字
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

サポートいただいたお金で「餃子とビール」を購入させていただき、今後の執筆活動に役立てたいと思います。安斎に一杯おごりたい方は、ぜひサポートをお願いいたします。