事業開発アーティスト 臼井清

「分かりやすい」がもてはやされ過ぎていて、人が持つ、不思議とかはっきりしないことに向き合う力が、随分と衰えているなぁと感じています。そうだ、アートと触れ合おう!  アートナビゲーター(美術検定1級)

事業開発アーティスト 臼井清

「分かりやすい」がもてはやされ過ぎていて、人が持つ、不思議とかはっきりしないことに向き合う力が、随分と衰えているなぁと感じています。そうだ、アートと触れ合おう!  アートナビゲーター(美術検定1級)

    最近の記事

    2021年のアカデミー賞的マイ・アート大賞の発表♪

    今年のアートイベントを振り返り、アカデミー賞(主要五部門)になぞらえて勝手に「賞」を出しておこうという、全く個人的取り組み。栄えある(笑)第3回目の2021年の結果はいかに?  対象は、自分自身が今年直接堪能したものというくくり。今年開催の企画展だけではなく、以前からある常設展なども含みますので念のため。今年もまだまだ気軽に出歩ける雰囲気ではありませんでしたが、ギャラリー含めて50を少し超えるぐらいで「展覧会」「アートイベント」「美術館」等々に顔を出してみました。勿論見逃し

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      • ビーチサイドの美術館1 神奈川県立近代美術館 葉山

        暑い夏! この時期のアート散策は迷うことなく、ビーチサイドの美術館がよろしい♪   ということで、神奈川県立近代美術館  葉山館  http://www.moma.pref.kanagawa.jp/ に行ってきました。 イサム・ノグチの《こけし》 がなんともいい味を出してお出迎え~。 後方に見える《石人》*オリジナルは6世紀前半の出土品ですと! と相まって、”近代”美術鑑賞をしっかりするぞ~というこちらの気合いを、ほんわかと和らげてくれます。 企画展は『空間の中のフォルム

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        • 隙の無さか、余白のゆとりか? ~佐藤可士和と小村雪岱を観る

          アートかデザインか?  …こちら、永遠のテーマというぐらいに定義づけに諸説ございますが、個人的にはどっちだとしても好きなので、特に深く突き詰めていません。現美(東京都現代美術館)の石岡瑛子展も、単純に「おお、凄いねぇ~」と感動して見入ってしまいました。  ということで、先日は新美(国立新美術館)の佐藤可士和展に行ってきました。緊急事態宣言下ではありますが、予約していても入場待ちの列ができるほどの大人気。特に、昨今の美術館では珍しいほどに、若手(20代と思わしき)鑑賞者が多か

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          • 『透明な力たち』

            東京都現代美術館に行ってきました。『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』を観に。評判通り、なかなか心打つ内容で、会場内に流れる本人のインタビューに答える肉声が、特にズシリと心に刺さってくるという、耳からも響いてくる展示でした。 しかして、併設で開催している『透明な力たち』も、ついでに(と言ったら大変恐縮ですが)覗いてみようと立ち寄ったら、これがなんともインパクト大でした!  昨年より、「透明な(≒目に見えない)」ウィルスに世界中が大騒ぎになっている状況下、その辺を

            鑑賞する”視点”の違い…

            アート作品を鑑賞する際の”視点”には色々とありますが、今回は文字通り”視点”のお話。  風景画などを鑑賞していると典型なのですが、私たちの視点は、画面(作品)に対して概ね正対した立ち位置に固定した形でみることがほとんどです。展覧会などで、作品の前で立ち止まって鑑賞しているところをイメージしていただければ良いかと。そうすると大体はこんな感じに見えてきますね。 《乾草車》 ジョン・コンスタンブル 1821年 油彩・キャンバス 130.2×185.4㎝ ロンドン・ナショナルギャラ

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            ”描き初め”についてのあれこれ

            新年あけましておめでとうございます。 昨年の目標だった、100日連続投稿は達成できたので、今年はじっくりゆったりペースで、アートに関わる話題を備忘録的にこちらnoteに残していきたいと思います(と、自分に勝手に宣言w) 一昨日、今年の丸の内プラチナ大学の先陣を切りまして、アートフルライフコースの皆さんと「描き初め」を実施しました。  グループ毎に、文字通り、新年に相応しい「お題」で絵を描くのですが、できた作品を持ち寄って物語(≒絵本)を協働して創作するというのがポイント。

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            暮れも押し迫ってきたのでクレー…

            年末に、寒くしてすみません(汗) 超現実世界のような一年だったせいか、この世のものとも思えない作品が心に残る一年でした。 先日観た横浜美術館での「トライアローグ」展。”語らう20世紀アート”として集められた作品たちが、現在進行形のようで、とても興味深かったです。中でもクレー! 自分としてはこれまでは「ふーん」という感じだったのですが、こちらの心境のせいか、印象が随分と変わりました。 《蛾の踊り》 パウル・クレー 1923年度 こちらの作品!  なんと”動いて”た(ように

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            カウントダウン…

            いよいよ2020年も残すところ30分を切りました。 バンクシーが何かと話題になった今年ですが、何かかわいい感じではなく、不吉な感じのネズミさんイメージになっちゃいましたね…。伝染病の媒介者?? チューいするのも、も~う沢山! ということで、来年の丑年に期待ですね♪

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            ここでは会議したくない??

            今年のアート鑑賞納めは、どうやらこちらに… 『H.R.GIGER×SORAYAMA』展 渋谷PARCO MUSEUM TOKYO 映画『エイリアン』の度肝を抜く(もはや古典になっているような…)世界観をデザインしたギーガーと、初代aiboのコンセプトデザインで有名な空山基(すみません今頃知りました…汗)の競演。 それほど広くない会場ですが、二人の作品を観ているうちに妙な気分に。無機質に感ずるはずであろう素材が、ぬるぬるとしたなまめかしい雰囲気をまとった生き物のように見えます

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            ぐるぐると廻りましたぁ~

            昨日、60回目の誕生日を迎えて、ぐるっと人生一周いたしました…パチパチパチ(祝! 世間的に高齢者) 横浜に行ったのですが、くるくるしてるものや、年輪を感じるものに、ついつい関心が向きました。 左《FFIGURATI #323》2020年 / 右《無題》2020年 大山エンリコイサム 神奈川県民ホールギャラリーで開催している『大山エンリコイサム展 夜行雲』では、もうグルグルの作品が目白押し。*特設サイトはこちら と言っても、広い会場に数点作品が置いてあるだけ。スペース一杯の

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            「図録」買うか買わないか…

             展覧会に行くと、ほぼ漏れなく「図録」」が売っていますが、買うか買わないかで結構迷っています。  以前は、迷うことなく購入でしたが、さすがに鑑賞の回数も多くなると、毎回購入という感じではなくなりました。その理由としては… ■その壱  ともかく図録は重くてでかい。持って帰るのも結構大変だし、何より保存しておくのが大変。スペースとりますから。 ■その弐  資料としては有効なのだけれど、読んでいても面白くない。大事な情報が詰まっているのはわかるけど、よほどのことがない限り、もう一

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            見た目が麗しい美術館 2020振り返り④

            美術館って中身(所蔵作品)の素晴らしさもさることながら、見た目もかなり魅力的という話は、もう何度もこちらでコメントしてますが、懲りずに、今年訪問した中でのお気に入りを振り返っておこうかなと。  今年、所沢に(最寄り駅は東所沢駅)オープンした角川武蔵野ミュージアム。2020年は隈研吾の年かぁという感じで、彼の設計だそうですが、地から湧き出てきた岩石のようないで立ちは、巨大なアートオブジェのよう。これだけ見に来てもよいぐらい。近くにはチームラボの屋外展示もあって、一日散策してい

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            「聖なる夜」にフィットする絵画作品を検索してみたら…

            「おうちで過ごすクリスマス♪」…って、どこかの広告コピーみたいですが、まぁ今年はじっくりとクリスマスにちなんだ絵画作品を眺めていようかなぁ…。  ということでお手軽に”検索”して鑑賞することにしました。 最初の検索ワードは「聖なる夜(Holy Night)」です。…あら、いきなりマライアキャリー?。もうちょっとオールドマスターの作品が出てくるようにお尻に絵画(Painting)をつけてみました。 《聖なる夜(キリスト降誕)》 カルロ・マラッタ 1655年  最初に出てき

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            デジタルアート? 2020年の振り返り③

             今年ほどデジタルスクリーンを見つめていた年はなかったです。ゲーム画面や連続ドラマにくぎ付けといったことは過去にもありましたが、それは一時の楽しみ。今回は、仕事中心に日常の活動の基本がデジタルスクリーンに移行しちゃったので、好き嫌いの話ではなくなってしまいましたからね。  アートとの出会いもデジタル(スクリーン)の世界で、ということが定番になりつつあるようです。  今日はクリスマスイブ。昨年までですとクリスマスデコレーションで賑わう街中に、浮かれ気分で繰り出すところですが、

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            『げいさい』 来年こそ!…2021年への妄想②

             美大の学園祭や卒展は、ここ数年の超楽しみなイベントでした。何せ、アーティストを目指す学生さんの、未成熟(≒枯れていない)パワー凛凛の作品を、本人の想いを直接聴きながら味わえる!   …しかし、今年は中止に… オンライン開催という取り組みを、いくつかの学校で実施していて、さすがのアクションだなと思いつつも、例えば、まだまだ蒸し暑い季節に汗のしたたる中で、学生さんの熱気にあてられるという皮膚感覚が味わえなかったのは残念でした。 *ページトップの写真は昨年の藝祭(東京芸術大学)

            角を取るのは難しい…?

            サントリー美術館の内覧会に行ってきました。 『美を結ぶ。美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語』 HPはこちら  選ばれし人(単に年会費払った会員ということですけど…)限定ということで、特別感もあったりするのですが、最近の美術館は少人数でじっくり鑑賞できるのが”定番”ですから…。 サントリー美術館の企画は、鑑賞者に興味・関心を持たせてくれる仕掛けが巧みで、毎回「なるほど確かにこう観ると面白いなぁ…」と思わせてくれることが多いです。通(つう)の方には、そこがくどくて嫌という

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