南極でも北極でも発芽する種はありますか?
今回紹介の論文の主旨はこういうことです。経営学そのものが個人論から環境論へと変化しているなか、どのような社会においてもある一定の振る舞いをすれば成功するのだという考え方はもう過去のものとなっています。
なぜ今日においてもエフェクチュエーション理論という学生さんがいるのやら?
この論文が出た2020年以降は個人の英雄譚ではなくEco Systemという環境論が主流で、個人行動からの説明は、ある特定の時期の特定の場所では有効かもしれないが、国どころか同じ国の中でも都市を変えれば成り立たないというのがこの論文の結論です。
根本の問題は英雄譚
前回ハクバノ王子サマ幻想の話をしたのはこの論文紹介の露払いでした。
英雄譚はもはや理論ではないのです。
結論
それにしても・・・
2020年以降エフェクチュエーション理論なんて教えている人はいないと思っていたら・・・学生さんってどこから仕入れてくるのやら???
この論文はOpenなので👇から読むことができます。
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/0266242620904638