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作って良かった:『にがくてあまい』冬野菜の雑穀スープ

冬野菜の雑穀(ミレット)スープを作る季節になりました。

このスープは、小林ユミヲさん作コミックス「にがくてあまい」の第一巻に登場する、一番最初のレシピです。

ゆっくり火を入れて作った昆布と椎茸のスープに、玉ねぎ・人参・押し麦を炒めたものをいれ、さらにブロッコリーとセロリを追加して煮込み、塩で味付けして完成という、完全ベジタリアンなスープですが、これがまたほっこりして大変美味しいスープなのです。

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コミックスの中では、野菜嫌いの主人公が嫌いな野菜しか入っていないスープを恐る恐る口にし、あまりの美味しさに感動してパクパク食べます。

「きのう何食べた?」と同様に、作中にざっくりとしたレシピが出てきますが、こちらは巻末にまとめて材料とレシピが載っているので、非常に作りやすくなっています。

「にがくてあまい」の最大の特徴は、ベジタリアンなレシピしかない、というところかと思います。

家庭の事情で野菜嫌いになった主人公と、ゲイでベジタリアンな高校教師との共同生活を通して、様々な野菜料理が登場します。

美味しい野菜を生かすための、美味しいレシピが多く、ベジタリアンが否かに関係なく、味わえるレシピが多いなーと思います。

数年前に実写映画化された際、公式レシピブックも出版されましたが、こちらにも掲載されているようです。

作ってみれば、みんなが主人公と同じ気持ちになれる(と思われる)、そんな優しい味わいのスープです。

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