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リモートワーク時に気を付けたい4つのポイントまとめ


リモートワークが本格化してくると思うので、気を付けておきたいポイントについて話してみました。フル版はこちら。

全部で10分くらいの音声です。興味ある人は聞いてみてください。

以下、簡単なまとめをnoteでも共有します。

1.非同期コミュメイン時の注意点とタスク管理

対面での同期コミュニケーションがメインとなる世界から、オンラインでの非同期コミュニケーションがメインとなる世界に変わります。対面とオンラインでは、主に以下2つの点が大きく異なります。

(1)対面でのコミュニケーションは「表情+声のトーン+伝えた言葉」で伝わるが、オンラインでのコミュニケーションは「伝えた文字」でのみ伝わる。
(2)対面でのコミュニケーションは「即反応してもらえる+相手の表情で受け手の感情がわかる」が、オンラインでのコミュニケーションは「即反応してもらえるかわからない+相手の表情が見えないので受け手の感情がわかりづらい」という特徴がある。

・それにより不必要な誤解が生まれてしまいやすくなります。そうならないよう、意識的に背景を含めしっかりと伝えようとすることが大切です。

・必要に応じて、最初のうちは特に相手の顔が見えるオンラインMTGをこまめにはさむと良いと思います。

・すぐには反応してもらえない非同期コミュニケーションであるという前提に立って、「回答待ちタスク一覧」などの項目を作り、タスク漏れをしないようにすることが今まで以上に重要となります。

2.文章の細かな相互フィードバック

口頭でのコミュニケーションがメインとなる世界から、相手の表情が見えない状態での文章によるコミュニケーションがメインとなる世界に変わります。

・受け手と読み手が、文章での意思疎通を行うため、文章が読みやすいこと、また適切な分量であることの重要性がこれまで以上に増してきます。

5W1Hが適切な文章を書くことを徹底することと、簡潔に書く練習だということを各人が強く意識することが大切です。

・いきなりうまくはできないので、読み手が相手の文章に対して思ったことやこうした方がいいというアドバイスはとにかく十分すぎるくらいフィードバックしてあげた方が最初のうちは特に有効です。

・相互フィードバックすることは良いことだ、という文化をまず作って言い合いやすくすることがポイントとなります。

3.指標管理と業務のリズム作り

これまで以上に自律的であることが求められます。自律するコツは、習慣化と良いリズムを作ることにあります。

(1)業務管理のリズムづくり

・業務開始時にslack上でその旨を連絡して勤怠を打刻
・今日一日でやる予定のこと、をその後速やかに報告
・業務終了時に、今日やったことを報告(朝の予定作成時に共有したこととの差分があればそれも報告)して勤怠を打刻

(2)相談事項は随時フットワーク軽く実施

・これまで以上にこまめな1on1(1回の時間は短くて良い)の実施
・必要に応じてチーム単位での定例を習慣化(これも長くやらなくて良い)
・KPIの設定と随時的な進捗管理の徹底(重要な指標の選定と死守)

(3)リズムを作る雑談は適度に奨励

・雑談がしやすい環境づくり、雰囲気作り
・できるような場所の設置

4.ストレッチと自重トレーニングの習慣化

中長期のリモートワーク(在宅勤務)においては、良いパフォーマンスを継続するために必要な体調管理の習慣化が大切になってきます。

机や椅子の環境がオフィスより整備されていないため、足腰首肩背中を痛めやすくなってしまうことへの対策も重要です。

・朝の通勤に使っていた時間を活用して朝風呂やストレッチを実施することが大切(体を温めてほぐす)
・自重トレーニング(ランジ、スクワット、プランクなどなど、この辺は詳しくないので割愛)で基礎代謝を高める
・外出警戒レベルによるが、適度なマラソンやランニング(ジムではなく外)を実施する

最後に

リモートワークにおいてパフォーマンスを出す時に落とし穴となるポイントは、短期的(数日や一時的な対応)には顕在化しないであろう課題が中長期的に継続すると顕在化してくるという点です。

数日間リモートワークをチームで運用して、「あ、意外に回るじゃん」となった時に気が緩みがちになりますが、ここで気を緩めずに、自律の大切さ、ルーティンの大切さ、リズムの大切さ、凡事徹底の大切さを日々、自らやチームとして確認し合うことが大切だと私は考えています。

どのような業務も、大切なことは一時的に成果を出すことではなく、中長期的に成果を出し続けることです。いつまでもその意識をお互いが持ちつつ、リモートワークでも変わらず安定的な成果を出し続けられるような組織を目指していけたらと思います。


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