最近、21年度の事業計画を立案しているので、DX予算を話題にすることが増え、それに伴って考えることも多くなってきたので連続でDXについて書きたいと思います。

以前、RPAは人材育成面でネガティブな影響があるのではないか、と書きました。

この記事には思い入れが強いのですが、それは私が人材育成、組織力強化を重視しているからです。

DXでも何でも、あらゆる施策、活動はチームメンバーと顧客のWin-Winになってほしい、もっと言うと、メンバーが意義を理解して進化するきっかけにしてほしいと思っています。

それが、思考停止になるようなものであれば非常に危険だと思っているのです。

そうすると、DXでも、いかにその導入プロセスにおいてメンバーが進化する機会を作れるか、を意識するわけです。


業務によって異なりますし、まだまだ進化中ですが、最近、事業計画業務をDX化するために、以下のポイントで考えてもらっています。

・その業務は誰のためのものなのか
・その業務に必要な判断は何で、その責任を持てる人は誰か
・その業務に必要なデータ(事実)はだれが持っているものなのか
・判断をするうえで議論に巻き込むべき関連する当事者は誰か
・その議論はどれだけのステップを踏むべきか、それはなぜか
など。

これらをしっかり整理し、「構造化」をしたうえで、それを最短で結ぶ方法を考えてもらいます。
そうしてみると、今の業務の進め方では、途中で一切結論の変わらない、右から左にパスしているだけの工程があることに気づきます。そうやって、「付加価値のある工程」「付加価値のない工程」をしっかり理解したうえでDX活用を考えてもらいます。

このように業務を分析できないと、効率化と称して業務を他人事にしてしまうことが起こってしまいます。
それだけは無いように、考え抜いてもらう機会を設けています。
(ミーティングを開いて質問攻めにすることで考えてもらうことが多いです)

DX化を推進するというお題目は、人材育成するには最高のきっかけになると思っています。

「付加価値のある工程」の付加価値を最大化することも考えているので、またnoteにしたいと思います。




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