「私の将来って…」心のもやもやは4つの“出す”で解消しよう
コロナ禍をきっかけに、働き方が多様化してきた現代社会。自分の働き方や仕事に疑問を感じたり、SNSで他の人と比較して自身のキャリアに漠然とした不安を感じたり……。多様化が進むにつれて「考えれば考えるほど、もやもやに襲われてしまう」という人も多いのではないでしょうか?そんな心の不調を少しでも早く解消する4つの生活術をご紹介します。
その1:汗を出す
汗のメリットはデトックス効果や代謝向上などフィジカル面が挙げられがちですが、実はメンタル面にもいい影響を与えてくれます。
まずは汗の種類から簡単にご説明します。汗は作られる汗腺によって、大きく“いい汗”と“悪い汗”の2種類に分かれています。“いい汗”はエクリン腺から出るサラサラしたもので、不快な匂いがしないのが特徴です。一方、アポクリン腺から出るベタベタして不快な匂いがする汗は、“悪い汗”として区別されています。
今回注目するのは“いい汗”!エクリン腺から出る汗には、自律神経のバランスを整える働きがあり、気分のリフレッシュができます。また、自律神経が整うことで良質な睡眠を得ることができ、ストレス緩和や健康維持の効果も期待されます。
“いい汗”をかくために、まず汗腺を鍛えましょう。ウォーキングやホットヨガのような有酸素運動を取り入れたり、岩盤浴やサウナを利用したりと汗をかく機会を積極的に作ることが大切です。1度やってみるだけで、だいぶ気持ちはリフレッシュするはず。習慣化すれば、気持ちの浮き沈みは緩やかになります。
時間がないという方は、日々の入浴で発汗作用のある入浴剤を使用したり、湯船に浸かったり出たりを繰り返す反復浴という入浴法を試してみてください。
参考:ホットヨガ&コラーゲンスタジオ Lucina「体にも精神的にも良い? 汗をたくさんかくことのメリット」2018年5月25日
その2:声を出す
普段の生活で大声を出す機会はなかなか無い人のほうが多いと思いますが、カラオケで歌ってスッキリしたという経験がある人は多いのではないですか?あの現象には、きちんと科学的根拠があるんです。
重要となるのは腎臓上部にある「副腎皮質」から分泌されるコルチゾールという唾液に含まれるホルモン。ストレスを感じると分泌されるもので、ストレスから体を守ってくれる働きがあります。別名ストレスホルモンとも呼ばれ、ストレスの指標ともされています。
ここで第一興商と鶴見大学が2014年に行った実験を紹介します。内容は好きな曲を歌う前後の唾液量とコルチゾールの分泌量、気分の変化を調べるというもの。この実験結果から、歌唱後は唾液量は増加、コルチゾール分泌量は減少、気分は明るくなりネガティブな感情も改善される、つまりストレスが軽減するということが分かりました。
歌うことで表情筋を動かし、さらに副交感神経が優位になり身体がリラックス状態になるためだと考えられています。ちなみにこの現象は、歌の得手不得手好き嫌いは関係なく誰でも感じる効果ということが、実験から分かっています。
最近は“1人カラオケ”も一般的になってきましたし、専門の店舗も増えています。もやもやを感じたときの駆け込み寺として、利用してみてはいかがでしょうか。
参考:日本経済新聞「カラオケで気分スッキリには、科学的根拠があった」2016年11月26日
その3:ゴミを出す
ここでのゴミとは「不要なもの」です。つまり断捨離をしよう!ということ。心の不調時には、解消することと同じくらい頭を整理することも大切です。そんなときに部屋がモノで溢れていたら、心や身体は休まらず、ポジティブな思考もできません。清々しい空間を保てるよう、不要なものは外に出しましょう。
要る要らないの判断をすることで、自分軸や価値観を改めて見直すことに自然と繋がり、もやもやを解消するために自分がすべきことが明確になります。またゆとりのある空間は、精神的なゆとりを生み出すとも言われています。
これらの精神的な変化は、あらゆることへの執着の手放しにも繋がり、さらにいい流れを呼び込むという効果も期待できるとか。若干スピリチュアルな意見にも思えますが、ネット上では断捨離をして人生が好転したという声がたくさん上がっていますし、試す価値ありだと思いませんか?
フリマサイトの台頭により断捨離のハードルは昔よりも下がったのではないでしょうか。不要なものを捨てて、必要なものを取り入れる……このマインドを忘れずに生活しましょう。
その4:口に出す
ここまでは気持ちのリフレッシュ方法や、環境の整え方などをご紹介しましたが、もやもやの原因は根本から取り除きたいもの。そんなときは、自分の思いを口に出したり書き出したりとアウトプットをしてみましょう。
手帳、ブログ、SNS……ツールはなんでもOK!きれいな文章でなくていいので、やってみると自分の気持ちや考えが明確になり、不調の原因が突き止められやすくなります。また気持ちを分析することで、どう動いたらそれが解消できるのかということも見えてくるようになります。
解消への手だてが分かったら、ぜひそれを自身の夢や希望に変換しましょう。それらを意識することで、厄介なもやもやする気持ちはいつしかポジティブな感情となり、高みを目指すための目標へと進化を遂げ、解消への手だては目標達成への近道へと意識が変わるでしょう。
1回やるだけでも気持ちはかなり楽になり、行動にも変化が出ますが、持続しないのが人間の悲しい性。ぜひ意識的に継続し、もやもやを手放しましょう!
意識的に口に出す場を設けよう
4つ目にご紹介した「口に出す」。頭では理解できても、なかなか実行に移せないという人も多いのではないでしょうか?ちなみに私は、アウトプットまではやってみるが、その継続や更新が続かない……というタイプで、逆にもやもやを抱えるという本末転倒を繰り返していました。
そんなときにSHElikesと出会いました。
SHElikesとは、WEBデザインやマーケティング、ライティング、ビジネススキルなどを学びキャリアアップすることを目的とした女性向けキャリアスクールです。
こういったスクールは昨今増えてきていますが、私が思う他社と圧倒的に違うところが「口に出す場を定期的に設けることができる」ということです。
スキルアップするかどうかは自分次第だし、正直どこでも同じなのかもしれません。ただSHElikesのカリキュラムには自分の目標を口に出す機会が、1ヶ月単位、1年単位……と定期的に設けられています。
本末転倒現象を繰り返していた私でしたが、だんだんと将来に関するもやもやが目標に変わり、やるべきことが明確になっているのを今まさに実感しているところで、アウトプットの大切さを改めて感じました。
アウトプットの場では、誰も否定はしないし、具体的なアドバイスをコーチからいただけるため、終わった後はサウナに行った後のような爽快感を覚えることも。おかげで今私は過去最高に「前向きに行動する自分」を実感できていて、心が曇りである日数は各段に減りました。
もやもやを撃退し、“心晴れやか”な日を1日でも多く過ごそう
もやもやを抱えたままなんて……一度きりの人生、時間がもったいない!ため込まずに積極的に出して、イキイキとした日々を1日でも多く過ごしていけるように意識していきましょう。
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