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#聞いたよ20歳 vol.54 けいさんへ


聞いてよ20歳!


20歳に伝えたい文章を1000字以上で投稿するコンテスト。応募作品に対しての感想を投稿する、それが聞いたよ20歳!です。



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54.弱さをかかえて生きている



人が持つ「弱さ」って、いったいなんでしょうか。けいさんの作品を読んで、自分の弱さについて向き合いたい、そんなことを考えました。

けいさんの作品がすこし暗くて、重たいと感じる人もいるかもしれません。けれど私は、つい避けてしまいがちな問題としっかり向き合う大切さを綴っているのではないかと思いました。


私は、私の弱いところを理解されなくてもしかたないと考えているし、私が他人のそういうもろさを理解できるとも思っていない。同情って難しいし、同調するのって実は見せかけっぽい気がしている。
もちろん、やさしくしたいって思うよ。強くなりたいって願う日も、この歳になってもまだいっぱいある。「嫌い」よりは「好き」をたくさん持っている人間でいたい。でも、そんなんばっかの人間って、ちょっとどうなんだろうって感じもする。


弱さを見せずに、「好き」をたくさん持っている。一見それはいい人に思われるだろうし、ポジティブなイメージを持たれると思います。

正直、グサっときたと言いますか、つまり私がそんな感じのタイプかもしれないんです。

というのも私は、人や物に対して「嫌い」な感情が湧いてこないんです。

それってどうなんだろう?ってことですよね。ある方が、「悪口を言わない人って信用できない」と言っていて、「弱さ」や「嫌悪感」が見えない人は本音が見えないってどうなんだろう?と。

私の場合、「嫌い」っていう感情に向き合うのが嫌いなのかもしれません。ややこしいですが。なのであまり悪口もアンチも声には出しません。でもそれがたまに溜まってしまうのは事実ですが。


やさしくするだけが愛じゃないし、強さだけが世界を救うわけでもないし、嫌いの奥底にこそ真実があったりするし。ポジティブだけにスポットライトが当たる世の中だけど、ネガティブだって人間として生きていくうえで必要なメンタルの構成要素じゃないの。

すごくいい一節だなあと思ったので、すべて太文字にしました。心の奥に、大切にしまいたいです。

たしかに、私は弱さを隠していました。でも弱さは誰しも抱えていること。ネガティブな要素も「そばにあってあたりまえ」くらいのスタンスで向き合うことが、より生きやすくなるのかな。そんな気がしました。



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痛いときは痛くていいし、悲しいときは悲しいでいいし、腹立たしいときはむかつくでいいし、それを素直に言える世の中のほうがいい。私は。いいんだよ、そうして感情が動くことは「生きている」ってことなんだから。

目に入る他人の弱さにも、私はやさしくなりたいです。そのぶん、自分の弱さをさらけ出しても聞いてくれる誰かがいてほしいです。

そんな世界がnoteだな、って私は強く思っています。薄っぺらい創作はやめて、感情豊かな創作を、これからもnoteで発信したいです。



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