旅前の妄想（ライトなお手紙雑記）

旅に出る前によく、ささいな笹さんのnoteを読んでいる。旅中の嬉しさや楽しさ、時に混じった名残惜しさがそのまま描かれた文章。ルンルンとスキップしているように読めるライトさ。そして旅先に対する愛。以前、笹さんと旅についてぶああああ〜〜〜っとお話したときも、やっぱりnoteと変わらずそのまんまだった。もちろんいい意味で。

シルバーウィークを使って、また私は長めの旅に出る。何度か笹さんのnoteにお邪魔して「ほうほう、わたしもここ、行きたい！！」なんてつぶやきながら心を躍らせている。いつもどおり。

でも今回の旅は飛行機、レンタカー、電車を駆使するし、旅といいつつ実は仕事をする。いわゆるワーケーション。のろのろと旅ができない。だからめちゃくちゃNotionで管理している。こんなに管理しまくったの、いつぶりよね。

ウイルス蔓延時代にストックしておいた、たくさんの行きたい場所とたくさんの会いたい人。全部行きたいし、全部会いたいから、どうやって効率よく回ろうかとにかく考える。楽しいけど、けっこう、大変。そんな中で、笹さんのnoteを読むと、ごちゃごちゃになった旅の準備が一旦リセットされる。本来やりたかった「旅」という純粋な気持ちが戻る。そしてまた新たに行きたい場所が増えていく。いまだに岐阜には行けてないのが悔しい。

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最近いろいろあってか、自分との向き合い方が変わり、自分のやりたいことや行きたい場所が見えてきた気がする。いや、向き合い方が変わったというより、向き合う時間がめちゃくちゃ増えただけだと思うけど。

たくさんの行きたい場所を眺める。いつ行こうかな。どうやって行こうかな。あえて何も考えずに行こうかな。でもここだけは行きたいって思える場所は見つけておこうかな。何持っていこうか？できるだけ荷物は減らしたいし。家によく来る友達から「きゆちゃん家ってマジで物が少ないよね」って言われる。イエス。アイアムミニマリスト（修行中）。

ひとによっては、これは「寂しい時間」なのかもしれない。

けど私にとっては「めっちゃ必要な時間」だった。私に足りなかった時間。これもまた、心踊る時間。

なんだかうまく言葉がまとまらない。つまり変に緊張している。旅慣れはしている（はず）。国内ならなおさら。なのにドキドキしている。いや、旅前はいつもドキドキしているけども。行きたい場所にも行けるし、会いたい人にも会えるのに。そんな時間も楽しんだけど。でもひとつだけ。笹さんの文章を読む時間が減るのは、ほんの少しさみしい。ほんの少し。

だから私も、笹さんのような文章を書き続けたいと思う。長いスパンをかけてでいいんです。「きゆかの旅日記、うまく言葉にできんけどなんかいいわあ」なんてお酒片手に言ってくれるくらいで。それくらいがちょうどいい。付け加えて理想を言うなら、将来の旦那さんが言ってほしい。これはあくまで妄想です、妄想。